放課後 。
今は 、部活の時間 。
私は … 吹奏楽部 という 、
楽器で演奏する部活に入部した 。
楽器は … チューバ 。
吹奏楽部では 、所謂 『 支え役 』ってやつで
メインを張ることなんてほとんどない 。
それでも 、私は楽しいから OK なんだけどね 。
… そう 。
本入部は 、5月下旬ほどに締切だったのだけれど
私が入部したのは … 7月15日 。
… もう 、本入部から2カ月も経っていた 。
その為 、右を見ても左を見ても
初めましての先輩ばっかり 。
分からないことがあっても 、
聞くのにソワソワしちゃってさ 。
少し遠くから 、バスクラを吹いてる先輩を
見ているだけになって 。
『 最終下校の時間になりました _____ 』
… 結局 、これの繰り返しだ 。
一人の帰り道 。
私は 、そうやって小さく呟いた 。
後ろから声をかけられたかと思ったら
1年2組の 、男の子がいた 。
桃花 芽空 。
私と違う小学校から 、この中学校に来たから
知り合って間もない関係 。
だけど 、男子の中で一番
仲がいいと言えるかもしれない 。
私は 、彼を見上げる形で話す 。
芽空は 、私と同じ中一なはずなのに
背がずっごく高くて 、顔立ちもいい 。
声も 、もう声変わりが来たのか低くて
大人っぽいイメージがある 。
… だから 、モテるんだよねこの人 。
むすっ 、とする芽空を見て
少し揶揄ってみたかった私は …
拗ねたように 、そして顔の赤さを紛らわすように
芽空は歩幅を大きくして歩いていく 。
って … え?
芽空は何を思うのか 、
私の声は聞こえていない様子 。
追いかけようとしたが 、
芽空のあまりの速さと私の運動音痴で
中々追いつくことが出来なかった 。
芽空がだいぶ離れたし 、私は疲れたので
諦めて普通に歩きながら … 呟いた 。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。