第2話

𝟎𝟐
223
2026/01/09 10:00 更新

































あなたside








確か _____


ちょうど、朝顔が咲き始める時期だったと思う。





私はその時、ある人に一目惚れした。

肌が白くて、すっごく綺麗で、まさに立てば芍薬しゃくやく
座れば牡丹、歩く姿は百合の花のような人だった。

ダンスも歌もラップも、信じられないほどに上手くて、
オールラウンダーそのもの。


練習終わりは二人で隠れてご飯を食べたり、バレないように鏡越しから、こっそり その人 のことを見つめてみたり。


かけがえのない二人の思い出をたっくさん築いてきた。



あなた
ねえ、ガーベラの花言葉って知ってる ?




ジミナは、「 ガーベラ ? 」と返した。

最近のジミナは少し様子が変だ。空回りしてる感じ。
元気が無くて、枯れた花のようにやつれていた。



その頃の私は、とにかくそれが心配で、

どうにかしてジミナを元気付けようと、
花屋さんに行ったのを今でも鮮明に覚えている。


あなた
そう、ガーベラ
あなた
希望 … 前進、光に満ち溢れたとか
真っ直ぐ上を向く姿を由来してるんだって
jimin
jimin
へえ … ぴったりだね
今の私たちに

枯れ木に花とはこのことだったのだろうか。

ジミナはパッと明るくなって、優しい笑みを浮かべていた。

あなた
でしょ ㅎ
あなた
ジミナ元気無さそうだったから
これ、あげる




私は、リュックから自信満々に一輪の花を出した。

ジミナは何の花か分からない様子で、大きな目を更に
大きく広げて、興味津々に見ていた。




綺麗な顔が一点に集中しているのは、絵画のような
美しさを放っていて、また見惚れてしまうほどだった。



_____このままじゃあ、もっと好きになっちゃう。


私は危険を察知して、この沈黙を破った。



あなた
これ、ガーベラなんだよ
すっごく綺麗じゃない ?
あなた
花屋さんでジミナそっくりに見えたの
jimin
jimin
私、初めて花貰ったかも …
絶対大事にする




ジミナはそう言って、私が手に持っていた
ガーベラを受け取った。




その、白くて凛としたガーベラは …

ジミナのように強く芯があって、情熱がある花。
前へ、前へと進む力がある花_____,


あなた
ジミナ、枯らしちゃ駄目だよ ? ㅎ
jimin
jimin
枯らさないよ ㅋㅋ


 

そう言って、ジミナは ふにゃりと笑った。
 



私はジミナの笑顔が好きだ。
見てるだけで、こっちまで楽しくなって、幸せになる。








… きっと、ジミナの “ 花 ” が枯れてしまう頃には、私の
この自分勝手な気持ちも一緒に枯れちゃうだろう。



この時の私は、そう考えていた。





























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「 デビュー組 発表 」



今日は、レコーディングをする日。


スタジオでデビュー組は集まるらしく、何とか私は
デビュー組に入れたそうだ。



とにかく私は嬉し過ぎて、ひたすら飛び跳ねてたのを
よく覚えてる。

少し心に余裕が出来た時、ジミナとは一緒なのかな。と
ふと、頭にジミナの顔が浮かんだ。




でも …

絶対デビュー組にジミナは入れてるはず。
だってあんな実力があるんだもん。


むしろジミナが入れてなかったら、私は何かの間違いで
デビュー組に入れられてるだろう。




ドキドキと五月蝿く胸を立てながら、

私はスタジオに向かった。





jimin
jimin
  ふぅ …    




私の期待通り、スタジオのドアには
ジミナの姿が見えた。

あなた
あれ、ジミナも ?
jimin
jimin
え … ?



























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