あの試験から数日経った今
キコルがあなたの下の名前の名前を呼ぼうとしたところで
オペレーターの人の声がかかる
亜白隊長の足音が 、 静まり返った部屋に響く
なんてキコルが色々と考えているうちに
バンっという音と同時にドアが開く
亜白隊長がそう言うと
部屋中がカフカのことでもちきりになる
そんな なかあなたの下の名前は 、
カフカに友達なんてことを言っておきながら
一切その話題には触れていない
そろそろ彼女も飽きてきていた頃に
保科副隊長の声が響く
隊長たちの長々とした話しが続く 。
皆真剣に聞いてるが 、
あなたの下の名前だけは眠そうな顔をしていた
彼女は元々面白い事が好きなのだ 。
つまらない話しが長々と続いても
眠くなるに決まっている
寝る寸前だと言うところで声が響いた
カフカの一声で一気に会場が騒がしくなる
亜白は何かを言おうとした寸前に言うのを止め
一息吸ってからまた話しだした
しまったとでも言いたげな表情をしたカフカ
死にそうな勢いで腕立て伏せをやるあなたの下の名前達を前に
大笑いをする保科副隊長
「 ちょっと罰が甘すぎるんちゃいますか 」
なんて楽しそうに笑う保科を
止める人は誰一人としていなかった
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。