第3話

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2024/07/02 07:41
▶あなたの下の名前side


コンコンコン…
あなた
あ、はい…!
ゾム
あなたの下の名前〜!一緒に訓練しよーや!
あなた
はい…!もちろんです…!


ゾム
てか、あなたの下の名前って何の能力が使えるん?
あなた
えーっとぉ…
…言えない…
言えるわけないでしょ…
だって、殺し屋の時に使う能力と同じなんだもん。
でも能力がないと言ったら、絶対怪しまれる。
 
ゾム
?どしたん、体調悪いん?
あなた
あー…そうかもです…
実はさっきからずっと頭痛くって…
ゾム
そうなんや…じゃあ、
一旦部屋戻った方がええんちゃう?
ゾム
送ってくわ、俺はまだ訓練するし。
あなた
…え、いいんですか…?
ゾム
おん、ええよ!

















あなた
ごめんなさい、送ってもらっちゃって…、
ゾム
全然大丈夫やで!
ゾム
お大事になー!
あなた
はい…!!
あなた
ありがとうございました…!!


良かった…面倒事は避けられた。
でも、この先やっていけるのかな…
いや、ネガティブになってちゃだめ。
ともかく、今は我々国の情報を入手する…!


あなた
ぁ…電話…
あなたの偽名
どうしました?ボス。
  
『依頼が来てな。』
  
『どうやら日常国の国民らしくてな。』
あなたの偽名
え…日常国ってまさか…
____達じゃないですよね…?
  
『安心しろ、そいつらじゃないから。』
  
『不良のグループがいるらしいから。
そいつらを頼んでもいいか?』
あなたの偽名
もちろんです。
  
『じゃあ、明日の朝、
日常国へ移動するように。』
あなたの偽名
了解です。


あなた
日常国…かぁ…
なんか、日常国の国民殺すのはなぁ…
日常国は、僕の友達のいる国だ。
昔はよく遊んでいたし、とても仲が良かった。


あっ、でも…昔あったことと言えば…







僕の出身国… " 白尾国・・・ " にいた頃。
" 運営国・・・ " との戦争によって、
白尾国は崩壊寸前になっていた。
運営国…それは技術が凄い国で、戦闘力も高く、
運営国と戦争をしたら大変なことになる。
という噂までたっていた。
でもフラグがたったのかは知らないけど、
突然…と言ってもおかしくない。
運営国との戦争が始まった。
当たり前のように、人々はみんな怯えていた。
けれど、僕と、白尾国のあの人達は、冷静だった。
そして僕たちはバラバラになり、各自で必死に逃げた。
当時16歳だった僕は、とある国にたどり着いた。
そこが、日常国。
日常国の人はとにかく優しくて…幸せだった。
でも、僕が18歳の時…
日常国で、殺し屋のボスに出会ってしまったんだ。
そこから長期任務で我々国へと向かった。

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