第2話

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2024/06/30 05:17

      全ての始まりは、一年前──。
 
あなた
始めまして、!あなたの下の名前です…!
我々国の幹部として一生懸命頑張ります!!
ゾム
あなたの下の名前って言うんかぁ…!よろしゅうな!
シャオロン
新人って何年ぶりや…
ショッピ
対してそんな経ってない感じはしますけど…
女性の幹部は初じゃないっすか?
コネシマ
あなたの下の名前は落ち着いた女性って感じで
めっちゃええわ!
あなた
あ、ありがとうございますっ…!
あなた
是非、仲良くしていただけると嬉しいです!
ゾム
もちろんやで、仲良くしよなー!

































(なまえ:下の名前)
あなたの下の名前
(ニコッ

    この時から、僕の計画は始まっていた。
あなたの偽名
ボス、完璧です。
  
仕事がはやいじゃないか。
  
…これからも期待しているぞ、あなたの偽名。
あなたの偽名
はい。絶対に情報を抜き取ってみせます。
  
やはりお前は優秀な奴だ。
  
依頼が入ったら、連絡をするから。
あなたの偽名
はい。それでは。

スタートいい調子。
これをずっと続ければ、僕は優秀な殺し屋。
ただ、バレなければ良いだけのこと。
幹部達の目を気にしながら、真剣に。
ふざけるわけにはいかないからね。
依頼はまだ来てないみたいだけど、
いつでも来ていいように、一応ナイフを。

あなた
ナイフは…っと…

  
入りますね〜!
あなた
…!?
ガチャ。
チーノ
あ、こんにちは!チーノです!
あなた
あ、こ、こんにちは…!
あなた
ど、どうかなさいました?
チーノ
いいや、特になんもないで、ごめんな笑
あなた
あ、いえ全然大丈夫ですよ〜!笑
チーノ
じゃあ、また!
ガチャ
あなた
ふぅ…。
危うくバレる所だった。
普通にさっきはびっくりしたんだけど…!?
でも一つ分かったことはある。
" チーノ " 。
この人は勘が鋭いのかもしれない。
なんてったって、何もないのにこの部屋に来るはずがない。
きっと僕は初の女幹部だったから、怪しいのだろう。
でも、そうだとしたら………












































 " ナイフを持っていたことがバレていたかもしれない " 。








まぁ、これはあくまで予測。
自分はバレていないと思っていても、
バレてしまうことなんてこの人生沢山あるだろう。
でも大丈夫。
最悪、殺せばいい。

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