佐久間の家に着くと、佐久間の飼い猫のツナとシャチが出迎えてくれた。
時刻は21時過ぎ
まぁ、こんな時間ならとピザを頼んだ。
ほんとこの男はいきなり年上らしいとこ
ぶっ込んでくるんだよなぁ
そして、全て話した上で
本音を言えば
男の方を殴りたい気持ちが1番なんだけど
それはさすがにまずい。
なので、矛先はあなたの下の名前にいくわけで
その声に同意するかのように2匹の猫が鳴き、
シャチは俺の足に擦り寄ってきてヒョイっと抱き上げると
晩御飯を終わらせ、佐久間の家を後にし向かうはあなたの下の名前の家。
あまりの久しぶりさににやにや顔が止まらない反面、今日の出来事がしんどくて別の意味での笑顔が出そうになる。
その瞬間、過ぎるのは佐久間が演じた永山吐夢のあの顔面に張り付いただけの笑顔。
アレに今は近しいものを感じる。
俺のなのに
他のヤツが気安く触れてんじゃねぇよ
あなたの下の名前の家に着き、インターホンを鳴らすと
少し焦った声で出迎えてくれるあなたの下の名前
何を言えばいい?
抑えきれないこの思い?
それとも醜い思い?
そんなことを思っていたら、俺は入るや否や
玄関で壁に押し倒していた。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!