岩本side
康二から受け取った氷嚢をふっかの首の後ろへ
一瞬ビクって体がはねたけど、その後はスっと力が抜けた
さっきまであんなに楽しそうにあなたとラウの姿を眺めていたふっかの面影は、一切ない
目は閉じてるけど、時折眉間に皺が寄る
あなたが戻ってきてから、ちゃんと休めてなかったのもあるかもしれないな…
お風呂の扉が開く音がした
足音がどんどんこっちに近づいてくる
あなたがふっかのことをじっと見つめてる
そのままふっかの前まで歩いてきた
ふっかのことを気にする様子を見せながらも、目黒の方へ歩いていったあなた
髪をされるがままに乾かされている間も目の上に腕を乗せてひたすら耐えるふっかのことを見つめてて
なんかもう色々思い出してるんじゃないかって思うくらい(笑)
あなたの髪色は少し変わってる
全体的には白と銀の中間みたいな色
あとこの間、あなたが能力を使っていた時に気づいたんだけど、
あなたってその時使ってる能力でうっすら髪の色が変わってる気がする
例えば康二があなたの動きを止めるために生やした木を炎で燃やした時は、
あなたの白っぽい髪が淡い赤っぽく見えた気がするんだよね
お風呂に入って服装が変わったからか、雰囲気もだいぶ違う
さっきまでは白い無機質なワンピース型の拘束服1枚だった
首に付いてた制御装置は家に連れてきた時点で壊したからよかったんだけど服はどうしてもね…(笑)
今は佐久間のパーカーとダボッとしたズボン履いてる
俺がそういった途端、あなたはふっかの所まで小走りで駆け寄ってきた
そのままあなたの手を取って、自分の部屋の方向へ
そうえば昔言ってたな…
寝れなくてもあなたの寝顔みてればなんか落ち着くんだよねって
ま、みんなには言わないけどさ(笑)
to be continue…













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。