まただ。 最近、なんでもないのに涙が溢れることが多々ある。
でも、そんな泣いてる暇などないのだ。
伊沢さんのために笑っていなければ
キッチンの横の戸棚から白い、無地のお皿を一枚取り出す。
この涙も戸棚の中に閉まって隠せればいいのに。
そこら中に広がる甘い匂い。うん、今回は上手く焼けた。
さっき取り出したお皿に、焼いたばっかの温かいパンケーキを乗せた。
「伊沢さん、大丈夫ですか💦」
「元気出してください!」
「応援してます!頑張ってください!」
まただよ。どうせこいつらなんかに俺のことがわかるわけない。
パソコンを閉じて、ベッドに身を投げ出した
何処の誰かも知らない奴の言葉の分だけ、自分の夜が少しずつ長く、重くなっていくように感じた
「お前らの言葉なんて、もう見たくもねぇよ」
なんて、、
俺はそっと目を閉じた。
「伊沢キモすぎてやばい」
「それな?wクイズ大会で優勝できた〜、とかそんぐらいの話で調子乗るんじゃねぇよって話w」
「でも最近調子悪いらしいよ?ほんとざまぁって感じ」
「マジ?もういっそこのまま」
“死んでくれねぇかな”
忘れたはずの声が頭の中をこだまする
俺は本当は何をしたいんだろう。
何をすれば正解になるんだ?
どこで俺は間違えた?
くそっ、、
川上に指輪をあげた頃はこんなびゃなかったはず、、なのに、、、
いつの間にか寝落ちたっぽいな。 何時巻寝てたんだ? あ、40分くらいか。
トイレに行こうとドアを開けt((((カチャンッ
いつ、、だったんだろう、
食べて、くれただろうか。
いつもより上手く焼けたから温かいうちに食べて欲しいんだけど。
コンコンッ
どうしよう。もし、もし、ほんとに、今度こそ、、伊沢さんが、、し、、死んじゃったら、、
俺のことが嫌になって、、自殺しちゃって、、
それで、、そしたら俺、どうしたらいいんだろう、、
とりあえずQuiz Knockの人に謝った方がいいのかな、、?、、
「伊沢さんの苦しさに気づかず見放したのは俺です。」って、、
でも、そしたら、もうQuiz Knockにはいられないよね、、そしたら、、住むところも、たべるものもなくなって、、しゃかいのごみとしてあつかわれて、、
そしたら、、そしたら、おれ、、
あ、、また、、作り話が、、
だめだ。、ずっと、“いつもの川上拓朗”でいなくては、、
伊沢さんを心配させないために、、、
皆さんこんにちわんこそば。
欲に塗れたアルケミストです。
すいません、初っ端から暗い話で。
ちなみにまだ続きます。
ここまで見てくださりありがとうございました
後半も、コメントとかも、よろしくお願いします














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。