照れながら
両手をぶんぶん振る出久くん。
結局、勝己と焦凍くんとの勉強会は
まあ、タメになったけど、
関係ないやり取りの方が多くて
正直あまり実にはならなかった……
だからダメ元で出久くんに声をかけたら
快く、そして信じられないくらい
わかりやすく教えてくれた。
一週間かぁ。
どんな合宿になるんだろう……
みんなで……買い物……
行きたい……!
─── あ、
焦凍くんは、行くのかな。
ここで聞いても
変じゃ、ないよね?
そっか。
休みの日は、
お母さんのところに
お見舞いに行くのか。
焦凍くんの目が
ふっと柔らかくなった気がした。
──── こうやって、
ふたりの思い出が
少しずつ、積み重なっていく。
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
* no side
それは静かに、着実に忍び寄る。
世界が笑い、
光が生まれるのに呼応して
影が、闇が姿を現すように。
──── コンコンッ
──── 退ける度に 、力を増して
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼

▼ 𝐩𝐫𝐨𝐟𝐢𝐥𝐞
敵名 : シュタイナー
本 名 : ??
個 性 : ??

















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。