玄関のドアが閉まってから、いつもの賑やかさがまた部屋を満たし始めた。
ナビちゃんがリュックを背負ったまま、ハイテンションでリビングをかけ回る。
「ただいま〜!」と叫んで、ハンビンとハオの間を無邪気に行き来する。
ハンビンは「おおっと、やんちゃすぎるぞ〜」と笑いながらナビちゃんのリュックからプリンを取り出す。
「今日はバイトどうだった?」ハオがコートを脱ぎながら声をかけると、すかさずナビちゃんが返す。
「ママ頑張った!パパもお仕事頑張った?」
ハオは頷きながら、さっとナビちゃんを抱き上げてそのままほっぺにちゅ♡
アツアツすぎて思わずハンビンが指で目尻をピーっとする。
「もう、見せつけてくるのやめて?」とぶりっ子するハンビンに、ハオが「だって幸せだもん」と笑いかける。
ソファに座ると、ナビちゃんは「パイパが読んでくれた絵本覚えてる?」とリクエスト。
ハンビンが「いいよ〜」と膝にナビちゃんを乗せて、ひらりと絵本を開く。そしていつものナビ絵本タイムが始まった。
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午後のお昼寝〜おやつタイム
読み聞かせが終わると、ナビちゃんは夢の中へ。
ハンビンとハオはそっと寝顔を見つめ合い、交互に囁く。
「この子、ママの声が一番落ち着くみたい」
「そうだね。すごいよ、ビニ」
「パパは?」
「ナビちゃんのパパだから、褒めてほしい」
「むふふ。パパの膝枕で寝てる姿、天使かと思った」
その後、お昼寝中の間にみんなでおやつの準備。
ギュビンとユジンも呼び出し、カラフルなゼリーや手作りプリン、チョコレートケーキを並べた。
「ナビちゃんへのデザートパーティーだね〜」とユジンが声をかけ、みんな揃ってテーブル囲む。
スプーンを手にしたナビちゃんは、目を覚ますとまずは「ママが来たー!」とニコッ。
「はい、ママから」ハンビンが優しく口元にスプーンを寄せると、嬉しそうに頷くナビ。
その横でハオが「パパからもね」と言いながらスプーンを出すと、今度はちゅっとキスしながらスプーンを受け取っちゃう――
ギュビンとユジンが「お!来た来た!」と盛り上がり、写真をパシャパシャ。
「3人一緒に撮って〜」とユジンがリクエストし、パシャ。
子どもの声と笑顔、おやつと大人たちの笑い声が重なり合う幸せなひとときだった。
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夕方の公園散歩
窓の外は陽が傾きはじめ、公園のベンチへみんなでお散歩。
ナビちゃんは秋冬用のかわいいジャンパーにニット帽、手にはギュビンの手を取る。
ギュビンは優しく頷き、ユジンと並んで歩き、ハンビンとハオは手を繋いで後ろから見守った。
「ユジン先輩、ナビちゃんと預かってて偉かったね」
「いやまあ、パパの初仕事だったし」
「でも楽しかったよね?」ユジンを見るギュビン。
「うん、めちゃ楽しかった。ふたりとも、ほんとにいいおじちゃんだなぁ」
「ギュビンは?どうだった?」
「俺?そりゃもう、だって……ナビちゃんがパパとママ大好きなの、俺まで幸せになったよ」
「俺もだよ。家族っていいよなぁ」
小さなナビちゃんは落ち葉をつかんで「ぱっぱ!」と叫ぶ。
4人でニコニコしながら「ぱっぱ」拾いをする、素朴で優しい夕方の風景。
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夜の絵本タイムとおやすみ前の儀式
帰宅後、夜ご飯にじゃがいもグラタンとサーモンサラダ、スープを食べて、その後はお風呂。そして寝る前の恒例絵本。
ハンビンが読みながら、ユジンが「今日はね、みんなでよろしくねって伝える日だからね」と笑顔で囁く。
ナビちゃんは真剣な目で聞いて、「おやすみ〜」と眠りにつく。
リビングを出たあと、みんなで寝室前に集まり、扉の前で「おやすみ」と声を合わせて囁く。
ハンビンは「一日ありがとうね」、ハオは「明日も楽しくしよう」、ギュビンは「夢見て、また笑おうな」、ユジンは「大好きなナビに会えるの楽しみにしてるよ」――
それぞれの言葉に、みんな優しく頷く。
静かに扉を閉めて四人はソファに戻る。
明かりはリビングの間接照明だけで、温かいムード。
ハオはワインを開け、ハンビンと乾杯。
「ビニ、今日もありがとう」
「ハオ、最高な家族くれてありがとう」
「ユジン、ギュビン、助かってます」
「こちらこそです」
溢れる感謝と穏やかな目。
夜も深まり、4人はそのまま膝を寄せて、静かな余韻に浸りながら。
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ソファで夜の余韻に包まれたいま、ギュビンがそっと切り出す。
「いつか……俺たちも新しい命迎えるかもな」
ハンビンが笑顔で頷く。
ハオが「そしたらまた家族が増えるね」と言い、ユジンもうんうんと頷いた。
「ナビちゃんは最初の宝石」
「そう。俺らの家族の始まり」
「かけがえのない、全部」
4人は自分の小指をそっと絡め合い、その温度を確かめた。
遠くに聞こえる夜の静けさ。
けれどこの部屋は、愛と絆で満たされていた。
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幸せの日常は続いていく
赤ちゃんの誕生から始まった家族のストーリー。
幼いのにママとパパをちゃんと呼ぶ姿に感動し、酔っぱらったが故に見えたその純粋さにほっこりし、そして本当の家族になっていく。
忘れられないのは、何気ない日常の積み重ね。
ぎゅって抱きしめられる日々の温もり。
互いに気遣い合う声。
頬に咲く笑顔。
部屋中に漂うおやつと絵本の匂い。
そして、夜の静けさの中での誓い。
これは、特別な奇跡じゃない。
でも、だからこそかけがえのない祝福だった。
家を出入りするすべての人たちが、いつでも戻ってこれる場所──
ハンビンとハオ、ギュビンとユジン、そしてナビちゃん。
この5人の物語は、
ただいま、から始まり、また明日へと繋がっていく。
end











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!