第20話

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2025/12/23 09:23 更新
そして、母親が目の前に見えた時


俺は目をつぶった。


英寿
英寿
ッッ………




母親
母親
グサッ!!🔪

鋭い痛み、













………は、来なかった。






















ゆっくりと目を開ければ、そこには見慣れた背中


英寿
英寿
ふみ、!!!
史記
史記
ぅ"、ッッ………、、



俺の目の前にいたのは

深くお腹にナイフが刺さり、真っ赤に染ったふみ




けれど、ふみは苦しい顔をしてなかった。

達成感のある顔をしていた。


聖哉
聖哉
楓弥、!すぐに医師を呼んできて!
楓弥
楓弥
分かった、せや兄、!!

拓也
拓也
確保ーッ、!!!
母親
母親
くそ、!離せ"っ!
愁斗を返せって言ってんだろ、"!

拓也さん率いる執事たちで
母親は確保され、部屋を出る。











その時、安心からかふみの力が抜けた。



史記
史記
ひで、さま………お怪我は、、
英寿
英寿
ない、、、無いけど………
ふみが、、グスッ泣
史記
史記
私は、ひで様のた、めなら、、
いのちを……かけます、、



愁斗
愁斗
ふみさん、、僕のせいで、っ、!
史記
史記
フリフリッッ、ちがいます、、
愁斗
愁斗
今助けますから………!!!


そう言うと、愁斗くんは目をつぶり

手に光を宿した。



『力の発動』だった。







これで、、ふみが助かるなら………。




















そう、思っていたのに。

史記
史記
、っかわないでくだ、さいッッ!!

英寿
英寿
なんで、!使わないと、、
ふみの命は………!!
愁斗
愁斗
やだ、見捨てたくないッッ……泣












史記
史記
愁斗さまの、ちから、で………
つたえてない、ことがあ、ります













『 力を使用すれば、本人の命が削られる 』












英寿
英寿
ぇ、、?
英寿
英寿
愁斗くんの死が近づくと、、?
史記
史記
、、そういう、ことです………




俺と愁斗くんは黙ってしまった。




助けられる力はあるのに、それでも代償が大きい

けれど、失うものも大きい。


















その沈黙を破ったのは、ふみだった。

史記
史記
ひで、さまは………しあわせに、なります
………そ、して、くにを……へいわに、ニコッ

史記
史記
そんな、ひでさまを、、お、まもり、でき
………ほんとうに、し、あわせです、
英寿
英寿
もう、いい……!!しゃべるな!!
今は呼吸だけを意識して、!泣



創世
創世
ふみさん、ッッ………ポロポロッ泣
ケビン
ケビン
ッッ………
拓也
拓也
………、、泣









医師が駆けつけ、治療がその場で行われるものの

ふみの力はどんどん抜けていった。



ふみのお腹の血は止まることを知らず、赤を深める

そして、ふみは少し涙目で言葉を紡ぐ。



史記
史記
せ、いやさん、たくやさん、、、
御三方の、ことを………たのみました、
拓也
拓也
はい、ッッ………。グスッ泣
聖哉
聖哉
ふみさんの分まで、必ず。泣




史記
史記
そうせ、さま、、………😊
あなたは、よわかった、、からこそ、
寄り添える………ちからがございます、
創世
創世
ふみさん、いやだよッッ………泣



史記
史記
愁斗さま、、は、、……
いきてて、いいのですからね、、
もう、ご自身を、否定しな、いこと。、
愁斗
愁斗
、ッッ僕、ぼく………ポロポロッ泣
ふみさんに言われたこと、忘れない
















史記
史記
おとう、さま………
ケビン
ケビン
ふみ、もうやめだ。ウルウルッ
しゃべるな、傷が広がる。

史記
史記
わたしは、ッッ………
おとうさまの、こ、として………
うまれて幸せです、っ、、😊
ケビン
ケビン
ッッ………ポロポロッ泣















そして、俺の腕の中で、

俺を見上げるようにして、ふみは呟く。

史記
史記
ひでさま、、


史記
史記
あなたと、であえて、、
本当に良かったッッ………泣
史記
史記
あなたが、私の〝きぼう〟ッ……泣
ばいばい、………ひでさま、っ……
英寿
英寿
いやだ、!ふみっ!!グスッ泣



必死に声をかける。



手を握っても、少しその手は冷たい。







その小さな微笑みに、俺は涙が更にこぼれた。













史記
史記
ありがと、、、英寿………

英寿
英寿
………ッッ、お兄ち"ゃ"ん"ッ!!ポロポロッ泣
史記
史記
っ………、ニコッ

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