そうして,時間が経った。
とてつもなく感じた。
きーん、こーん、かーん、こーん
そう、鳴り響いた。
そう言い,必死に手を首に当てる。
……良かった、首輪は付いていない。
……あの子は大丈夫だろうか。
ぐるぐると駆け巡る思考の中,”ソレ”は聞こえた。
”殺す”
その言葉が,私の心を貫く。
私が,ドッジボールでも,今でもやった事だ。
現実逃避をするかのように,顔をブンブンと横に振る。
余計に思い出す。人が目の前で弾ける光景を。あの子が私を解放する姿も
何で私は生きてるんだろう。このまま死んでしまった方が良いのでは無いか。
動けずに居た。もうこのまま…
そう思った刹那,誰かに手を引かれた。
慌てて顔を見る。
____紛れもない,雅陽くんだった。
嗚呼、良かった。
雅陽くんが死んでいたら,どうすれば良かったのだろうか
思考が駆け巡ると同時に,出口に出た。
そうケタケタと笑うあの子を見て,私は恐怖に苛まれた
て言うか,出口に行かなかった人って…,?
そんな思いは,たった一つの発言により軽く打ち砕かれた。
発せられたその言葉が,地獄へと突き落とされた。
混乱する暇もなく,近くにあったモニターに電源が着く
普段聞く音なのに,今はものすごく雑音に感じる。
バチっ,と写ったのは,紛れもない百井佐倉だった。
彼女は諦めた表情で,私達を見つめていた。
そのどこかがおかしく,苦しくなり,私はそのまま倒れた。
雅陽くんはモニターを睨みながら,私の背中をさすってくれた。
正直今は見たくなかった。
でも,嫌と思っていても彼女の声が私の耳に入ってくる
彼女がそう言った時,毒ガスが蔓延したかと思うと,モニターは暗転した。
私はただ,モニターの近くで泣く事しか出来なかった。
でも,この後死ぬ人が3人もいる。
もうヤダ…見たくない…でも
見ないと,殺される。見ないと,見殺しにしないと,私が殺される。
ガクガクと震える脚を何とか持ち上げる。
そう雅陽くんは言ってくれる。
けど,今は無理をしないと行けないんだ。
半ば強引に足を進めると,それに合わせる様に雅陽くんも着いてきた。
私は,どうすれば良かったのだろうか。
本当に,これで良かったのか?
何も分からないまま,歩を進める。
きっと,このデスゲームはまだ続く。
そう自分に言い聞かせ,少し止めた足をまた進める
きっと,いやもう報われない。
ここに来てしまった時点で。

桂奈回多いなぁ……
あはは,相変わらず下手()
遊んでた



















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!