始まってから25分が経過した
これ,途中でもダメージ与えんのかよ!?
あれからももっちにタッチされたものの,人を見つけても殆ど逃げられる。
こう見ても21歳ですからねあっはっはっは
じゃない。良い加減死んでしまう。
しかも,走ったら息切れするので余計だ
なんで?25分で死ぬとかないよね?
……い,た!!
慎重に,近付く。
……そして
タッチした瞬間,首輪は無くなって
その人に着いた
刹那,その人が苦しみ出した。
耳を塞いで,俺は逃げた。
ここまで逃げれば大丈夫なはずだ
俺は安堵した。死ななかった事を。
だが,同時に後悔してしまった。
あの人は,俺のせいで今も苦しんで居るのだろうと
嗚呼,何をしているのだろうか。
そう言い聞かせても,心臓は落ち着かない。
俺は……俺……は……
そう思い詰めてたら,とんとん,と背中を叩かれた
見てみると,ちっちゃい女の子。140cmくらいだろうか
そう返すと,不機嫌そうに「チビじゃない!」と言った
。嗚呼,落ち着くな,この感覚……
ソイツの名前を聞く。
さっきの事がフラッシュバックする
けど,もう後悔しても遅い。
そう心に刻んで,チビにこう言った
どうやらこの人は宮野 颯汰と言うらしい。
私の事をチビ扱いする,ヤベェ奴だ
そう聞かれたので,私はこう返した
















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!