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スマイル side
この土地に引っ越して早1ヶ月
俺はまだ友達を作れていない
…いや,作る気が無いと言った方がいいだろう
親が転勤の多い仕事をしているため,この引っ越しは4回目
もう慣れてしまった
前の学校でも友達は居なかったから別に思い入れも無かったけれど
そんな俺を見て心配した母親はしょっちゅう俺に友達が出来たか聞いてくる
別に友達が出来なくてもいいじゃん…
俺は公園にあるブランコに乗りながらため息をついた
周りはすっかり暗くなってきている
公園内にある電灯がうっすら光を出している
何処かから声が聞こえた
けれど周りには誰もいない
必死に耳をすました
声が聞こえてきた場所は…
内心驚いてはいるけど…
なんか怖くない
よく見てるな,と言うと
と言って笑った
それから俺は毎日Brooookと話すようになった
流石に人前で話すと怪しまれるから隠れて話してた
どうしても話したい時はスマホを耳にあて,電話をしているように見せた
Brooookの話は面白い物が多かった
その話を母親にすると喜んでいた
不思議な友達だけど…な
中学校
俺は早速イジメの標的にされた
バコッ!(っ゚∀゚)≡⊃)∀゚)∵
それからも度々虐められることはあった
けれどその度にBrooookが助けてくれた
中学校では友達を作らなかった
別にBrooookさえ居てくれれば俺はそれでいいし
高校生になって,俺は新しく友達が出来た
ソイツの名前はNakamu
席が隣ということもあり,毎日話す仲になっていた
俺は後ろを振り向いた
そこにはBrooookがいた
Brooookって霊と思ってもいいのか…?
さっきの話を気にしているのだろうか
それから数日
俺はNakamu達と遊んでいた
あの話の後,誰もBrooookの話をしなくなった
Brooookは,以前より俺と遊ぶ回数が減った
誘っても断られてしまう
瞬間,Brooookは俺の胸ぐらを掴んだ
そう言ってBrooookは俺から離れた
その言葉を最後にBrooookは消えた
気づかなかった












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。