第13話

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2021/09/19 02:04 更新
あなた
クリスマスだからか混んでますね
レオナ
はぁ………さっさと飛行機に乗りてぇ
レオナさんはキャリーバックを引きずりながら
私たちが乗る飛行機を探す

クリスマスだからかカップルの人が多く
視界が悪い
レオナ
あったぞ
あなた
えっ、ちょっと!
いきなり手を握られ
胸がドキッとする

私は離そうとするが
レオナさんが手に力を込めるものだから
中々手を離せない
レオナ
お前、この前迷子になったろ
また手間をかけさせるんじゃねぇ
あなた
うっ………ぐぅの音も出ません
私は観念し
手を離そうとする力を弱める

こうやって手を繋いでいると………カップルみたいだ
そんな事を思うともっと顔が赤くなる

少し歩くと金属探知機がある場所に来た
私は金属の持ち物を出し
レオナさんとそこを通る
レオナ
いちいち取るのめんどくさいな
あなた
しょうがないですよ
荷物を受け取り
その場を後にした
あなた
沖縄まで何時間くらいでしょうか
レオナ
2~3時間だろ
はぁ~、寝みぃ
今日は早めに起きたため
飛行機の席に座った瞬間に眠気に襲われる
あなた
あの人達…………大丈夫かなぁ
レオナ
エースとデュースの事か?
ラギーとジャックがなんとかすんだろ
あなたは代理で雇ったバイトを心配している様だ
まぁ………………無理もねぇか

さすがに二人は大変だろうと思い
二人雇ったが
その二人は少し………なんつーか
騒がしい
レオナ
「三日間代理で雇った二人だ」
デュース
「僕はデュースです」
エース
「俺はエースっス」
あなた
「三日間よろしくね」
デュース
「はい!最善を尽くします」
エース
「あぁはいはい、出ました出ました優等生」
デュース
「黙れエース!!」
エース
「あぁ!?お前が黙れ!!」
ラギー
「ちょっとちょっと二人とも?」
ジャック
「…………はぁ、大丈夫なのか」
昨日の場面を思い出し
俺は苦笑する

あんな調子で平気なのかは分からないが
いざとなれば連絡手段もある
今はあなたとの時間を素直に楽しみたい
CA
お客様、お飲み物はいかがですか?
あなた
あっ!はい貰います
レオナさんは?
レオナ
一つ貰う
キャビンアテンダント(CA)に飲み物を進められ
俺は指で1を作りながらそう言う

CAは飲み物を選ばせると
近いあなたに手渡す
あなた
はいどうぞ
レオナ
テーブルを出し
飲み物を置く
飲み物の蓋を開け口をつける

外の窓を見てみると
とっくのとうに空高く飛んでいた

親が時々仕事で飛行機に乗せられたものだから
今さら怖がる事なんてない
あなた
………………
レオナ
ん?あなた?
急に肩に重さが加わり
あなたが寝落ちした事に気づく

小さな寝息をたてながら眠るあなたに
少しだけ…………可愛いと思ってしまった
レオナ
……………俺が寝ても文句言えないよな
そろそろ眠気が溜まってきている
重たくなる瞼をゆっくり閉じて
俺も眠りにつく

少しだけあなたにくっついて
あなた
………………ん?
いつの間にか寝てしまっていたようだ

どれくらい寝ていたのか探るため
自分の鞄からスマホを取ろうとするが
伸ばした手が何かに引っかかる

レオナさんの腕という事に気づくのに
少しだけ時間がかかった
あなた
レオナ…………さん?
レオナ
…………ん?ついたのか?
声を掛ければ
緑色の目が私を見つめる

信じられないくらいの距離で

こんなに近かったら
心臓の音も聞こえてしまいそうだ
あなた
いえ、まだついてはいませんが…………
レオナ
そうか………
レオナさんは体を起こし
私から少し離れる

やっと鞄からスマホを取り出せるようになり
時間を見てみる

私たちが乗ってからすでに1時間が経っていた
あなた
(そんなにレオナさんと寝てたんだ……)
そんな事を思うと
少し胸がドキドキする

気をまぎらわせるため
さっき貰った飲み物(カフェオレ)を開ける

前はあまり好んでいなかったが
レオナさんと暮らしてから
少しずつ好きになった

一口一口味わってみるが
やはりレオナさんが作ってくれるカフェオレには
負けてる気がする
あなた
レオナさんって
クリスマスをどう過ごしていたんですか?
レオナ
クリスマスにはあまり興味が無かった
親父達が会社の事で忙しくて
まともにパーティーなんて出来なかったしな
レオナさんの親はどんな人なんだろう
ラギー先輩はまだ生きていると言っていた
それなら少し会ってみたい気もする

まぁ、実家に帰りたがらないレオナさんに連れていってもらうのは無理だろう
レオナ
そう言うお前は?
あなた
私ですか………クリスマスツリーを飾り
特別に料理を作ったり
どこか出かけるとかじゃなくて
家で過ごすことが多かったですね
両親が生きていた頃は
あまり外出はしなかった気がする

記念日でも家で祝う事が多く
外出したといえば
結婚記念日と私の誕生日くらいだった
レオナ
そうか
レオナさんは答えを聞くと
青い海が広がる窓の向こうを見つめる

私はその姿を確認すると
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