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ー 2014年 11月 ー
eiro side .
俺はコンビニから家に帰っていると
向こうの通りからヒナが走ってきた。
と思った途端
点滅していた青信号が赤に変わって
交差点を車が曲がってきた。
一旦ヒナを俺の家に連れて帰って
少しゆっくりしていると
トモとミヤが入ってきた。
ミヤがヒナの手を握ったが
それをヒナは振り払った。
ヒナは俺の足にしがみついて
泣き出してしまった。
これまで黙っていたトモが
ヒナの目の前で突然しゃがんだ。
ちらっとミヤの方を見ると
もういいよという顔をしていて
嘘なんだなと思いながら
ヒナのことを見つめ直した。
そう言ってトモは
ヒナの顔を覗くように1歩近づくと
トモの方を力強く押してそれを拒否した。
ミヤがそう言うと
トモはミヤの手を引いて出ていった。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。