第12話

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2025/05/03 09:00 更新
kn「  次はスマイル…と思わせといて
きりやんなんだよね ~ … 」

kn「 試験監督は1番最後、って決まりになってるから 。 」

kn「 黄色の扉だよ、行ってらっしゃい 」

















ぎゅ、と握ってくれた手が暖かくて、
心配を全部希望に変えてくれるような、

そんな風が吹いた。

扉をノックするときりやんさんから応答があったため、
部屋に入った。

















『  失礼します  』

kr「 お ~ あなたちゃんだ ー !!
初めて見た … そこ座って ~ 」

















きりやんさんに言われた通りに座った。

















kr「  はいじゃあ質問始めるよ  ?  」

kr「 えーっと 、 あ 、
あなたちゃんの後悔は何ですか ? 」


『 … 妹に謝りもせず、別れてきた事です。
もう連絡する手段も無いし、話すことも出来ません 。 』

『 本当にそれで良かったのか、分からなくて。 』

















あの電話を思い出して、少し。

本当にあれで良かったのかな、なんて。
今だって思ってるし、ずっと心配してる。

















kr「  …  事情はよく分かんないし  、  
別に問い詰めるつもりも無いけど、。 」

kr「 それがあなたちゃんの選択だったなら、
それでいいんじゃない ? 」

















きりやんさんは、そう言って
きゅ、と目を細めて優しく微笑んだ。

















kr「  合格  。  これで  …  え、5本目じゃん  !  
おめでと ~ ! 」

『 あ、ありがとうございます 、。 』

kr「 うん 。 次は紫の扉だからね ~
最後スマイルでしょ ? 頑張ってきてね 」

















優しい微笑みが、
私の後悔を断ち切ってくれた気がした。

            福寿草

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