米将軍side
最近 、俺の通っている " 公文 " 仲が良い人がいる 。
名前はルザク 。俺の2個下で 、人懐っこい 。頭が良いとは言えなくて 、自分の課題が終わったあとにやっている学校の宿題を教えたりしている 。コミュニケーションの場はそこしかないけど、そこそこ仲の良い関係だった 。
課題の息抜きに話しかけてきたり 、俺が終わってスマホいじってるときに覗きに来たり 。なかなか自由な子だった 。
珍回答を続出させるルザクくんの教師役は楽しい 。素直に聞いてくれるし 、途中で投げ出したりしないし 。
そのときに、1つの影が俺らに近づいた 。その影はルザクくんの横で止まる 。
そう、ルザクくんの兄、俺と同い年の「 雨栗 」だった 。ルザクくんは雨栗に向かって「 どんなんだっけ 」を連呼しながら漢字の「 手 」を繰り返し書き続ける 。
真ん中に堂々と「 手 」を書いたときもあった 。
雨栗は何もしない 。ただ黙って見てるだけ 。でも俺がつっこんだときは笑っていた 。
諦めて兄にシャーペンを押し付けたルザクくん 。雨栗はその状況に困惑していた 。紙に何かを書こうとして辞めてを繰り返す 。最終的にてへんを分解して3箇所に線を書いていた 。
結局 、「 てへん 」は俺が書いた 。ルザクくんは雨栗に文句を言いながら宿題を再開する 。
俺はある推測を立てた 。場面緘黙症 。ある特定の場所で会話をしたりすることが難しくなる症状 。答えはその日に明かされた 。ルザクくん曰く 、場面緘黙であっているらしい 。
話しかけられるのは好きだから普通に接すれば良いとのこと 。世界にはいろいろな人がいるもんだなと 、改めて実感した 。
珍しく暗くない話((
まあとりあえず 、お兄ちゃんっ子なるざくん可愛くない ? ってことで 。
そしてもろ実話です(
私がこめしょーで 、雨ルザがくもんで仲良くしてる人たち 。場面緘黙もがち 。全部 本当 。ノンフィクション 。ひとつ言うならば 、この会話に現実では私の弟が混じっていること 。まあ結構嫌われてんだけど(
場面緘黙って実際に聞いたわけじゃなくて、うちのばか( 弟 )が「 家では喋んの ? 」って聞いたんだけどね ()
公文( くもん )
〜 20 : 00 までの好きな時間に行って 、その日の課題を終わらせ 、宿題の分と一緒に音読をしたら帰れる 。人によって来る時間 、滞在時間 、帰る時間は様々 。
教室用の課題の丸つけの間と、全てが終わって親の迎えを待っている間( 迎えがある人だけ )は自由時間 。本でも折り紙でもスマホでもうるさすぎなければ話していてもOK 。
これがくもんです 。














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。