第27話

第3話『少し頼まれてくれないかい?』
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2025/09/16 22:09 更新

バルバトス
皆さん、目を開けてください
そうバルバトスの声がする。その通りに目を開けると目の前には協議場と呼べるには豪華な部屋が
部屋の壁には、孔雀、烏、蛇、ユニコーン、蠍、蝿、牛が描かれた垂れ幕が下がっていた。

デュース・スペード
デュース・スペード
ここが、魔界・・・?本当に夜だ
窓から見える空は暗く、朝とは思えないと言ったようにデュースがつぶやいた。

すると

???
やぁ、待っていたよ
軽快な声が聞こえた。声の方を向くと一人の青年が立っていた。
赤い制服を身に包んだ高貴そうな青年。
バルバトス
お待たせしました。ディアボロ坊ちゃま

そう言うバルバトスも気がついたら悪魔の姿から制服姿へと変わっていた。

ディアボロ
予定の時間通りの到着だ。流石、バルバトス
バルバトス
恐縮です
という主従の会話を終えたあとディアボロは懐っこそうな顔を向ける。

ディアボロ
君たちがナイトレイブンカレッジの生徒達とあなたの友人達かあなたから話は聞いているよ
ディアボロ
ようこそ、魔界へ。私達は君たちを歓迎するよ

アズール・アーシェングロット
アズール・アーシェングロット
ご招待ありがとうございます。私達もこの場に来れて恐悦至極。
あなたさんからもこの魔界の話は聞いております

と、アズールが代表するように声を上げる。

リドル・ローズハート
リドル・ローズハート
さすがアズール。真っ先に挨拶に言った💧
ジャミル・バイパー
ジャミル・バイパー
抜け目ないやつ・・・💧
リドルとジャミルが呆れたように肩をすくめる。
するとグリムがキョロキョロと周りを見渡す

グリム
グリム
おい、あなたがいねぇんだゾ!それにあの7人兄弟たちも!
山田三郎
山田三郎
おいバカグリム!
と、三郎がグリムの生意気な口を咎める。
だがディアボロは気にする様子はない。
ディアボロ
君がグリムか。ふふ、あなたが言っていた様になかなかの肝の据わりっぷりだ
ディアボロ
そして申し訳ない、本当なら執行部全員で出迎えたかったんだが、あなたも兄弟たちは今は席を外していてね
山田三郎
山田三郎
どうかされたんですか?
と、三郎が聞くとディアボロは困ったような笑顔に変わる。
ディアボロ
実はトラブルが起きてね。あなた達にはその対処を頼んでいるんだ
闇堂 四季
闇堂 四季
どうしたんですか?あなたさん達・・・
四季が心配そうに尋ねると
ディアボロ
実はアルティメットパンプキンが逃げ出してしまってね・・・💧
エース・トラッポラ
エース・トラッポラ
ある、なに?💧
と、エースが聞き馴染み無い単語に目を丸くさせる。

バルバトス
私からご説明します。
アルティメットパンプキンは魔界にあるカボチャの一つで
魔力を糧に成長し、魔力が多い土を好み移動します
ケイト・ダイヤモンド
ケイト・ダイヤモンド
そういえばあなたちゃん、魔界の食材って動いてたりするのがデフォだっていってたなぁ・・・
と、ケイトがあなたとの会話を思い出す。

バルバトス
昔は巨大なカボチャに成長するのですが、品種改良で小型のまま、そしてより美味しく育つようになりました。
その反面、小型化したせいか、より激しく動くようになりました
リリア・ヴァンルージュ
リリア・ヴァンルージュ
本末転倒じゃな
と、リリアが愉快そうに笑った。

バルバトス
激しく動く、ということはより魔力を蓄え、美味しいという証明になるので沢山仕入れたのですが、かなりの量が逃げ出してしまい、今あなた達に捕獲を依頼しているのです
バルバトス
これがなければお迎えは私とあなたがしたのですけど、あいにく全部捕獲には間に合わず、私だけがそちらの世界にまいった次第です
ラギー・ブッチ
ラギー・ブッチ
なんで食うために腹減ることさせるんすかねぇ・・・💧
ディアボロ
カボチャたちも自分たちを捕まえたものに食べてほしいという意思だろう
ラギーのもっともな疑問にはディアボロが答えた
グリム
グリム
そんなにウメェのか?そのアル、なんとかパンプキン!!
ディアボロ
あぁ、あのカボチャで作ったパンプキンタルトは格別だった
グリム
グリム
俺様も食べたいんだゾ〜!✨
ロクタ
オレも食べてみたい〜!!✨
と、グリムとロクタがはしゃぐとディアボロが口を開く
ディアボロ
なら少し頼まれてくれないかい?
夏井優
夏井優
何をですか?
と、優が答える。
ディアボロ
君たちもアルティメットパンプキン探しを手伝ってほしい


続きは、第4話『出発なんだゾ〜!』


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