第8話

魔法薬学の教室
10
2026/07/03 12:28 更新

クィディッチの件が決まった翌日の授業。

私はドラコを廊下で捕まえて、頰を膨らませながら文句を言った。

アオネア
なんで勝手に推薦したんだよ?! マルフォイの馬鹿ぁ!
ドラコ・マルフォイ
はっ。文句を言いながら顔が嬉しそうだぞ、アオネア。
ドラコ・マルフォイ
お前 絶対やりたかったろ?
アオネア
……まあ、ちょっとだけ、ね♡


私が照れ隠しに笑うと、ドラコは「ふん」と鼻を鳴らしながらも、満足げに私の頭を軽く撫でてきた。



スネイプ先生の魔法薬学
教室は湿った冷たい空気に満ち、かまどから立ち上る蒸気が妖しく揺れている。

私は理科の実験が苦手だったけど、分量を測って入れることだけは丁寧にこなした。勘と記憶を頼りに材料を投入していく。

完成した薬は、教科書通りの美しい真珠色に輝いていた。

スネイプ先生が私の釜の前に立ち、長い鼻を少し動かして匂いを確かめた。

セブルス・スネイプ
ほう、アクアマリン。中々良い具合だな
アオネア
え、、本当ですか?!
セブルス・スネイプ
ああ、初めてにしては上出来だ。スリザリン寮に3点

教室が少しざわついた。スリザリン生たちから拍手が起き、

パンジー・パーキンソン
アオネアすごい!!
アオネア
あはは…… (……勘でやっただけなんだけど……!)

次の調合で分量がわからなくなった私は、隣のグリフィンドール席にいるハーマイオニーに小声で聞いた。

アオネア
ハーマイオニー……これ、どの分量…?

ハーマイオニーは少し驚いた顔をしたけど、すぐに優しく微笑んでくれた。

ハーマイオニー・グレンジャー
ん? あー、それはこのぐらいの量ね。貸してみて!


彼女は器用に私の分量を調整してくれて、丁寧に教えてくれた。本当に優しい……。

しかし、その様子をパンジー・パーキンソンがじっと睨んでいた。

パンジー・パーキンソン
(……なんで私のアオネアと話してるのよ……グリフィンドールの癖に……)


パンジーの視線がだんだん尖っていくのが、私にも感じ取れた。

スネイプ先生はそんなやり取りを全て見ていたようで、黒いローブを翻しながら低く言った。

セブルス・スネイプ
アクアマリン。交友関係は広いようだな……ふん、余計なことはするなよ


授業後、ドラコとパンジーと一緒に教室を出るとき——


パンジーが私の腕にぎゅっと絡みついてきた。

アオネア
ん?どしたのパンジー
パンジー・パーキンソン
アオネア、次は私と組もうね? あのグリフィンドールの本なんかより、私の方がずっと役に立つわよ!!
アオネア
んぇ?w

ドラコは面白そうに笑いながら横目で私を見ている。


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