「えーびーしーでぃーいーえふじぃー♪...」
「あ、つばさちゃん、何書いてるの?」
「あ!先生!今ね!お母さんに教えてもらったの書いてるの!」
「お〜!アルファベット書くの上手だね〜」
「んふふ♪」
「あ、でもつばさちゃん、書けてない文字(F、H、K、N、S)あるじゃん。」
「あ、これ?まだ書けないの」
「なんで?その書き方であってるよ?」
「でもダメなの!まだそろえれてないの!」
「空いてるところに入れるんだよ?それでもダメ?」
「ダメ!そろってないから!」
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!