第23話

🎐 大人の階段
2,088
2024/09/08 11:35 更新
楡井秋彦
楡井秋彦
い…今何が起きたんすか?

鹿沼稔
(一瞬で後ろを取られた?)
鹿沼稔
(あの動き、何かかじってるな)
鹿沼稔
(なら…)
鹿沼稔
(かわせないほど速く打てばいい!)
また蘇枋くんが受け流す
兎耳山丁子
兎耳山丁子
あっ!
鹿沼稔
がはっ!
蘇枋隼飛
蘇枋隼飛
ふふふっ派手に転んだね
鹿沼稔
あっ…

鹿沼稔
くっ!こんの…
鹿沼稔
おっ…うわっ!
蘇枋くんが足を器用に使い、また鹿沼が転がる
鹿沼稔
えっ?
蘇枋隼飛
蘇枋隼飛
君に質問
蘇枋隼飛
蘇枋隼飛
大人になるために必要なもの
なんだと思う?
鹿沼稔
は?





    "オレと一緒に大人の階段上ろうか"




鹿沼稔
くっ…
鹿沼稔
訳分かんないこと言ってんな!
鹿沼稔
うおおっ!

楡井秋彦
楡井秋彦
す…すごい
楡井秋彦
楡井秋彦
相手が勝手に転んでるみたいな
獅子頭連
バカ野郎!
楡井秋彦
楡井秋彦
ひっ!
あなた
ビクッ
獅子頭連
真面目にやれ!
獅子頭連
何、遊ばれてんだ!
獅子頭連
ふざけんな鹿沼!
獅子頭連
てめえナメてんのか!
あなた

鹿沼稔
(好き勝手言って…)
鹿沼稔
(ボクがふざけてるって?)
鹿沼稔
(押しても引いてもつかんでも一瞬でいなされる)
鹿沼稔
(だったらお前らやってみろよこいつと!)

梅宮一
梅宮一
ははははっ、
ただの優しいヤツじゃなかったな
桜遥
桜遥
優しさのかけらもねえだろ
桜遥
桜遥
クソ性格悪いじゃねえか
楡井秋彦
楡井秋彦
えっ?
桜遥
桜遥
格下の相手を生かさず殺さず見せ物にしてる
桜遥
桜遥
永遠に差を突きつけられ続けんだぜ

鹿沼稔
あっ!
鹿沼稔
ぐはっ!

桜遥
桜遥
オレが相手なら死にたくなるね
楡井秋彦
楡井秋彦
な…なるほど
桜遥
桜遥
オレならああはならねえけどな
楡井秋彦
楡井秋彦
確かにエグい
柊登馬
柊登馬
まあいつも獅子頭連の連中見て
思うところがあったんだろう
柊登馬
柊登馬
ここまで感情的になるのは意外だったが
梅宮一
梅宮一
そこはほら、あれじゃね?
梅宮一
梅宮一
近くにいるヤツに引っ張られた…みたいな
あなた
楡井秋彦
楡井秋彦
(そういえば…)





       "オレも頑張るよ"






桜遥
桜遥
なあ
楡井秋彦
楡井秋彦
はい
桜遥
桜遥
どうやったら本気のあいつと
手合わせできるかね
楡井秋彦
楡井秋彦
えっなんで?

鹿沼稔
うっ!
鹿沼稔
はぁはぁ…
鹿沼稔
この…
鹿沼稔
んっ!ふっ!

鹿沼は蘇枋くんに攻撃をするが全てかわされ、
鹿沼だけがやられている状態

鹿沼稔
この…うわっ!

鹿沼稔
うわっ!うおっ…
鹿沼稔
ううっ!
鹿沼稔
うおおっ!
鹿沼稔
うっ
鹿沼稔
はぁはぁ
獅子頭連
オラ、早く立て!
獅子頭連
ナメてんのか鹿沼!
獅子頭連
それで真面目にやってんのか!
あなた

兎耳山は飽きてしまったのか寝息をたてている
十亀は不機嫌そうに鹿沼を睨んでいた

鹿沼稔
あっ…
鹿沼稔
(えっうそ…)
鹿沼稔
はぁはぁ、
鹿沼稔
(このままじゃ…)
鹿沼稔
はぁはぁはぁはぁ…
蘇枋隼飛
蘇枋隼飛
そろそろ…
蘇枋隼飛
蘇枋隼飛
答え分かってきたんじゃない?
蘇枋隼飛
蘇枋隼飛
今君が考えて…
鹿沼稔
い……ない…
鹿沼稔
あり……ありえない
鹿沼稔
ありえない…ありえない
鹿沼稔
ありえない!ありえない!
鹿沼稔
くっ…
鹿沼稔
そんなの…
鹿沼稔
ありえなああああい!
あなた

鹿沼が蘇枋くんにパンチをしようとしたが蘇枋くんに
蹴られ、止められた

鹿沼稔
はっ!
蘇枋隼飛
蘇枋隼飛
今君が考えていること…
蘇枋隼飛
蘇枋隼飛
当ててあげようか
蘇枋隼飛
蘇枋隼飛
君があざ笑った人間に
君自身がなるイメージ
蘇枋隼飛
蘇枋隼飛
それが質問の答え
蘇枋隼飛
蘇枋隼飛
大人になるために必要なもの
蘇枋隼飛
蘇枋隼飛
想像力だよ
鹿沼稔
ああっ…

蘇枋隼飛
蘇枋隼飛
さあニコッ
蘇枋隼飛
蘇枋隼飛
一度できたらこっちのものだ
蘇枋隼飛
蘇枋隼飛
忘れないうちに次にいこう
蘇枋隼飛
蘇枋隼飛
その想像力を強固なものにするために
必要なものってなんだと思う?
蘇枋隼飛
蘇枋隼飛
それはね…
蘇枋隼飛
蘇枋隼飛
想像が現実になること
鹿沼稔
あ…あ…
鹿沼稔
ま…待って…
十亀条
十亀条
やめやめぇ
十亀条
十亀条
もういいわぁ
あなた
十亀条
十亀条
眼帯君も悪いけど下りてくれる?
兎耳山丁子
兎耳山丁子
あれ?終わったの?
鹿沼稔
あ…いや…いや
鹿沼稔
な…なんで…
十亀条
十亀条
これ以上恥かかせないでよ
十亀条
十亀条
いや…恥にはならないかぁ
十亀条
十亀条
もう仲間じゃないし
あなた

鹿沼はその言葉を聞いた瞬間、
絶望に突き落とされたような顔をする

蘇枋隼飛
蘇枋隼飛
大人になるということは
人の思いに寄り添えるということだ
蘇枋隼飛
蘇枋隼飛
それには想像力と経験がいる
蘇枋隼飛
蘇枋隼飛
よかったね
蘇枋隼飛
蘇枋隼飛
階段1段くらいは上れたんじゃない?


獅子頭連
ウソだろ…
獅子頭連
鹿沼ボロくそじゃねえか
獅子頭連
完全に遊ばれてたな
獅子頭連
あいつ誰だか知ってるか?
獅子頭連
いや
獅子頭連
ってことはあいつも1年生
獅子頭連
ボウフウリンやっぱヤベえな
梅宮一
梅宮一
いや〜、蘇枋
梅宮一
梅宮一
お前強いのな
蘇枋隼飛
蘇枋隼飛
いえいえ、そんなニコッ
楡井秋彦
楡井秋彦
蘇枋さん、あれはカンフーですか?
楡井秋彦
楡井秋彦
合気道か何かですか?
蘇枋隼飛
蘇枋隼飛
ん〜、よく分からない
楡井秋彦
楡井秋彦
えっ?
蘇枋隼飛
蘇枋隼飛
オレの師匠せんせいも独学らしくてね
ごちゃ混ぜらしい
楡井秋彦
楡井秋彦
さ…さいですか
あなた
……師匠せんせい…?
楡井秋彦
楡井秋彦
あっ!せ…せんせい?
柊登馬
柊登馬
それよりお前も感情的になるんだな
柊登馬
柊登馬
意外だった
蘇枋隼飛
蘇枋隼飛
いや〜、お恥ずかしい
蘇枋隼飛
蘇枋隼飛
ふだんはそんなことないんですが…
蘇枋隼飛
蘇枋隼飛
桜君にあてられてしまって
桜遥
桜遥
人のせいにすんな
桜遥
桜遥
でもオレとやるときは本気でやれよ
楡井秋彦
楡井秋彦
またそんなこと言って…
楡井秋彦
楡井秋彦
桜さんそればっかりなんだから
蘇枋隼飛
蘇枋隼飛
え〜、桜君面倒そうだし
手合わせしたくないなあ
桜遥
桜遥
めんどくせえってなんだ
めんどくせえって!
楡井秋彦
楡井秋彦
落ち着いて桜さん!
桜遥
桜遥
どけ!
梅宮一
梅宮一
早速影響しあってんね〜
梅宮一
梅宮一
外からの刺激って大事だよなニカッ

桜遥
桜遥
それにさっきバカって言ったの
忘れねえぞ!
蘇枋隼飛
蘇枋隼飛
え〜、細かいな〜
桜遥
桜遥
てめえ!
楡井秋彦
楡井秋彦
ちょっと桜さん
落ち着いてください!
あなた
あなた
はぁ、三人共、ストップ
あなた
ここ一様獅子頭連だからケンカしないで
桜遥
桜遥
だってこいつが!
楡井秋彦
楡井秋彦
桜さん!
蘇枋隼飛
蘇枋隼飛
ふふっ
楡井秋彦
楡井秋彦
蘇枋さんも笑ってないで…

梅宮一
梅宮一
いいチームになりそうじゃないの

ずるずると音がする方を見ると
鹿沼が真ん中に寝転がっている有馬を
引きずりながら運んでいた
顔色はさっきと同じく悪い

あなた

兎耳山丁子
兎耳山丁子
いいな〜、ねえオレも眼帯君もやりた…
十亀条
十亀条
は〜い、次次
十亀条
十亀条
次はどうするぅ?
あなた
桜遥
桜遥
やっとオレの番

桜遥
桜遥
ん?

佐狐が柊さんを指さす

桜遥
桜遥
えっ?はっ?
あなた
佐狐…
柊登馬
柊登馬
悪いな、桜
オレが先だ
桜遥
桜遥
おいちょっと待て!
桜遥
桜遥
1年2人がやって
なんでオレがあとなんだよ
楡井秋彦
楡井秋彦
さ…桜さん
柊登馬
柊登馬
お前は十亀とやるんだろ?
柊登馬
柊登馬
向こうはまだ出る気はなさそうだぞ
十亀条
十亀条
柊登馬
柊登馬
十亀は副頭取
柊登馬
柊登馬
本来ならオレが
あいつとやるのが打倒だが…
桜遥
桜遥
オレじゃ勝てねえってのか?
柊登馬
柊登馬
そうじゃねえよ


柊登馬
柊登馬
任せる

桜遥
桜遥
あっ…
桜遥
桜遥
別に…お前に任せられなくてもやるし
勝つし!
桜遥
桜遥
つうかなんだよあのつり目
横入りしやがって
楡井秋彦
楡井秋彦
あの2人は知り合いなんでしょうか
蘇枋隼飛
蘇枋隼飛
まあそんな感じだよね
梅宮一
梅宮一
柊は自分のことあまり話さないからなあ
梅宮一
梅宮一
まあ風鈴の外に知り合いがいても
なんらおかしなのとじゃないだろ
あなた

兎耳山丁子
兎耳山丁子
さこっちゃ〜ん、頑張れ〜
佐狐浩太
佐狐浩太
ペコッ
十亀条
十亀条
佐狐
十亀条
十亀条
お前が自分からタイマン申し出るとは
思わなかったよぉ
十亀条
十亀条
何かあったの?柊と
佐狐浩太
佐狐浩太
十亀条
十亀条
相変わらずなに考えてっか分かんねえ
兎耳山丁子
兎耳山丁子
でもさでもさボウフウリンの四天王と
さこっちゃんのタイマン見れるなんて
兎耳山丁子
兎耳山丁子
楽しみでしかないよね
微妙ですごめんなさい
あと、段々あなたちゃんのセリフが減ってきている…
そろそろまた出てくるのでもう少々お待ちください!

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