第21話

1章─“特別”な少年
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2026/01/03 10:00 更新
城や大図書館から離れたここはまるで裏路地のようだ。
しにがみ
…こんな所に孤児院があるんですか?
らっだぁ
普通は無いかも。
その発言だと普通ではないってなるけど…と思いながららっだぁについていく。
らっだぁについて行った先は壁だった。
しにがみ
…道間違えたんですか?それなら別に戻ってもいいと思うんですけど…。
らっだぁ
いや、この先にあるけど?
しにがみ
…壁…は!?
僕が見た光景は壁の中へと入っていくらっだぁだった。
その光景に驚きつつも僕も続いていく。
通った先には小さい孤児院があった。
広場では何人かの子供がかけっこをしている。
らっだぁ
ほら、言ったでしょ?
微妙にドヤ顔をされた。
しにがみ
…確かに…孤児院ですね…?
ばるさみこ
˹こんな所にある孤児院普通ではないよね〜。˼
中本麺
˹何か訳ありなんですかね?˼
そんな事を話してるとかけっこしてる子供達がやってきた。
子供
らっだぁ様だ〜!
子供
おひさー!
らっだぁ
久しぶり。
子供
らっだぁのとなりの人だれ〜?
しにがみ
えっと、紫神綉です!
子供
よろしくー!
子供
ちっちゃい!
子供
おんなのこー?
ばるさみこ
言われてるよ?主w
しにがみ
いや、違いますが…?
中本麺
まあ、傍から見たら女性ですからね…。
しにがみ
˹傍から見ないでください!˼
中本麺
えぇ?
後ろからたったっと音がするので振り返ると狐の面をつけた女性が向かってきてた。
???
らっだぁ殿〜!
らっだぁ
あ、イナリさん!
久しぶり!
イナリ
はい…。
所でそちらの方は?
らっだぁ
連れてきた!
イナリ
えっと…。
しにがみ
僕、紫神綉って言います。
イナリ
あー!紫神さんでしたか!
しにがみ
えっと、らっだぁさんから?
イナリ
それとトラゾー殿からもです。
しにがみ
あー。
しにがみ
(なっとくですね!)
そんな風に話してると子供達がやってきた。
子供
ねー!先生!遊ぼう!!
イナリ
ごめんね、お客さんがいるの。
子供
えー!やだぁ!
らっだぁ
先生、手が空いてないから俺と遊ぶ?
子供
遊ぶ!
子供達は目を輝かせらっだぁと遊びにいった。
しにがみ
…ここって孤児院なんですよね?
イナリ
はい。
イナリ
戦争などで両親を失った子供を保護しています。
しにがみ
そうなんですね…。
しにがみ
でも、それにしては厳重すぎません?
しにがみ
壁に擬態させた入口から入らなきゃ行けないなんて…。
イナリ
…それは…ここの子供は元々“奴隷”として扱われてた子達なんです…。
しにがみ
…え?
イナリ
だから、奴隷として利用していた国にまた狙われる可能性があるので隠してるんです。
イナリ
最初は警戒していましたが…。
子供
らっだぁおっそーい!
子供
よわーい!
らっだぁ
手加減してるから当然だろ!?
しにがみ
…よく懐いてますね…。
イナリ
はい。
イナリ
らっだぁ殿がよく来られるため、来訪者にはとっくの昔に慣れてしまいました。
しにがみ
…それは…良かったですね。
ばるさみこ
なんか聞こえない?
しにがみ
˹へ?˼
ばるさみこ
なんか、吹く系の楽器の…音が…ね?
耳をすませると何か聞こえてきた。
???
〜〜♪
興味本位でイナリさんに断りを入れてそっちに行ってみることにした。
その先には1人の少年がいた。
???
〜♪♪
しにがみ
上手ですね!
???
…誰?
しにがみ
僕は紫神綉です。
???
…おれは…
ひなた
ひなた。
しにがみ
ひなたくんですね。
しにがみ
さっき吹いてたトランペット、上手かったですよ。
ひなた
…クロノア様から貰ったの。
しにがみ
クロノア様から?
ひなた
うん。
しにがみ
そうなんですね!どうやったらこんなに上手くなるんですか?
ひなた
ずっと弾いてたらこうなれるよ。
ひなた
おれ、「忌み子」って言われてたの。だから、ひとりぼっちなんだ。
ひなた
…ここでも、ひとりぼっちなのかな?
しにがみ
しにがみ
趣味があれば友達できますよ!
ひなた
えっ?
しにがみ
趣味を貫いてたら…良い友達が出来ますよ!絶対に!
しにがみ
趣味は、なんですか?
ひなた
…トランペットを吹くこと。
しにがみ
なら、それを続けたら友達できますよ!それに、僕はもうひなたくんの友達ですし!
ひなた
…なにそれ…。
しにがみ
友達って言ったら友達なんです!
ばるさみこ
むちゃくちゃじゃない?主。
中本麺
まあまあ、でも、俺も友達になれると思いますよ。主人とひなた君は。
ひなた
…分かった!
ひなた
綉お兄ちゃんもそうやって出来たんだよね?
しにがみ
…はい!!
僕は、貫いて、日常組あの人達にあったんだ!
らっだぁ
ん、綉何してるの?
しにがみ
えっと…
子供
らっだぁ様どうしたのー?
子供
もっと遊ぼー!
ひなた
あ…。
しにがみ
大丈夫だよ、今、弾いて!
ひなた
今!?
驚きつつもトランペットを前にするひなたくん。
トランペットの演奏に子供達は更に集まってきて、弾き終わると拍手喝采だった!
ひなた
友達、なれるかな?
しにがみ
絶対に!
らっだぁ
上手だね!
らっだぁが近づくとひなたくんは後ろに隠れた
しにがみ
え?らっだぁ様と友達にならなくていいんですか?
ひなた
怖いからやだ。
らっだぁ
えぇ?どこら辺が?
ひなた
全部。
しにがみ
あらま…。
ひなた
強いて言うなら雰囲気。
らっだぁ
…それはどうしようもないじゃんか。
しにがみ
首を傾げたがその後子供達が割って入ってきた。
子供
えんそーうまかったねー!
子供
もっとひいてー!
ひなた
え、うん!
ひなた
〜〜♪
しにがみ
〜〜!
らっだぁ
ーーー!?
イナリ
良かったです、仲良くなれて…
子供
えー!もうかえるの?
らっだぁ
うん、レウさんとかに怒られちゃう。
ひなた
…綉お兄ちゃんも?
しにがみ
そうですね…。ひびさんに怒られるかもですね。
ひなた
そっか。
しにがみ
また来ますから!
ひなた
…わかった!またね!お兄ちゃん達!
しにがみ
え?
達の事を聞こうとする時にはもう子供達の方へとむかっていってた。
だから、僕はイナリさんの方へ向かった。
しにがみ
ありがとうございました!
イナリ
いえいえ、こちらこそありがとうございます。
しにがみ
…あの、友達、連れてきてもいいですか?
イナリ
…別に良いんですが、あんまり、大勢に言われると困ります…。
しにがみ
いえ、1人なので大丈夫です!
らっだぁ
もしかしてひびのこと?
しにがみ
あ、そうです!
らっだぁ
なら大丈夫ですよ、あいつ、秘密は守るので。
イナリ
そうですか!らっだぁ殿の太鼓判があるなら大丈夫ですね!
しにがみ
では、改めて、ありがとうございました!
子供
ばいばーい!
子供
またきてねー!
見送られて僕らはそれぞれの帰路に向かった。
ばるさみこ
遅すぎんか?どこいってたんや!
レウクラウド
もう!俺らの断りなく行くの辞めてよね!
らっだぁ
ごめん。
勿論、らっだぁは説教されていた。
東陽毘
おかえり、遅かったね。
東陽毘
どこ行ってたの?
しにがみ
今度、一緒に行ってもいいですよ?
東陽毘
謎に上から目線なのやめてくれる?
しにがみ
そう言われても…ね?
東陽毘
…。
ばるさみこ
あ、拗ねちゃったよ?
中本麺
意外と子供ですよね…。
そうして僕はこの後機嫌取りをしなければ行けなくなったのであった。
ひび
拗ねてません。
黒猫月
だうと。嘘すぎじゃん。
ひび
…綉がわるいもん。
黒猫月
…確かに…?
黒猫月
あ、あと、電源つかなくて、小説先週あげられなくてごめんなさい!
ひび
ついでで言うもんじゃなくない?
黒猫月
ごめんなさい…切腹します🔪🔪🔪
ひび
…切腹した人に変わって僕だけで司会進行させていただきます。
ひび
アンケートの結果はこれ
ひび
今日は3連続投稿だよ。
ひび
文字化けはなんだったのか切腹した人にしか分かんないから次回かな。
ひび
てことで…。
ひび
また次の話で。

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