第5話

罰を受ける
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2025/04/05 03:09 更新
覚えてるよ…
思い出したよ
あの人は…昔大切だった、大好きだった幼馴染
あなた
私が殺したんだもん…
きっと祟るために来たんだ…
二人での帰り道。
毎日の大切な時間。だったのに…
周りの人に冷やかされて…
次の日から馬鹿にされて…
あの人は私と距離を置いた…
あの人は上手くやったみたいだけど…私は…いじめられるようになった…
あなた
そこでね…すごい悔しくなって…
ちゃんと話した。話したら…
私に脅されてたって話したって…
あなた
私はどうしようもないくらいカッとなってあの人のことを押したの
そうしたら…頭を打っちゃって…
二度と帰らない人になった…
他の人達も、私の何気ない一言や、悩み相談で追い込まれて自殺した…
お父さんはそれに耐えられなくなって壊れちゃった…
お母さんは認めてないみたいだけど、お父さんも自殺…
私の言葉は呪いなんだ
自殺へと追い込んでしまう
あなた
もう…幸せは…諦め…
諦めると言おうとした…
でも言葉が喉に引っかかる
諦めたって言わなくちゃ
私が殺した人達に申し訳ない…
無情に出てくる私の涙
お母さんの◯体
私には眩しすぎる外の光
そのすべてが私を急かす
批難するような目。声。人影が見える…聞こえる…
私に罰を求めてるんだ
ノイズ非難する声がうるさい
鳴り止まない…
私の空っぽは埋まらない…
私を恨む人たちに取られちゃったから…
きっと他の人達にもバレてるんだろうな…
あの子私が殺した人々の言うとおりだよ…
罰せられなくちゃ…
終わらせなきゃ
私のメンタルが限界に達して、あの人が見える…
話しかけてくる…
その言葉は非難ではない…
あなたは悪くないと、必死に呼びかける声…
あなた
そんな事言われちゃ…幸せになっちゃうよ…
本当は私だって命を失うのは怖い
お母さんみたいな生気のない顔には……
もうなってるんだ…私…
失ってるんだ…辛いけど…
この決意が全て無駄になるなら…
やっぱり
あなた
愛しちゃった罰、大切に思っちゃった罰を受けるから
最後に、あの人の胸に抱きついて泣いた…
今までの苦しさ…葛藤…隠してきた感情…
全てをさらけ出して
それができたらどんなに良かったんだろう…
あの人には触れられない
でも…夢見るだけいいよね
最期に見た夢はこれだった
そして、縄をくくり、
わたし、ちゅうぶらりん

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