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第1話

🦊
699
2024/07/14 12:14 更新

少し肌寒いような3月も半分過ぎ去った





僕が社会人になる日がやって来るのはまだ実感がなかった







就職先が決まった所で上京の支度をある程度終わらせたところ







4月からはもうこの家に自分が居ないという事が信じられない







🦊「寂しくなるな…」






🐿「ジョンイナ、しんどくなったらいつでも連絡寄越しな?」


🐿「まあ、俺はほぼお前と近しい場所に居るけどね。笑」







僕の独り言が聞かれていたみたいだ





僕の大切な兄、はにヒョン






僕より1つ上でお隣さん家の末っ子さん




小さい頃から良くしてもらっている




今日はある程度の支度を手伝ってもらった











彼は音楽業界でプロデューサーの道を目指している










一時期はワニに食われるのかと

思っていたから今となっては感動してしまう







今こんな事を彼に言うときっとゲンコツを喰らうだろう…








🦊「ヒョンにはいつでも会えますね。」





ボソッと呟いた






🐿「俺で悪かったな…!」





即返事が返ってきた、彼は地獄耳のようだ






🦊「嬉しいですよ、大切な人がすぐ傍に居るのは力強いから。」






🐿「お前も逞しくなったね、ヒョンは感動しちゃうよ…」







………










沈黙が流れたので僕が思わず突っ込んだ







🦊「あ、ヒョンのF型出てますよ」






彼の思考回路はいつまで経っても面白い







🐿「あいご…とりあえず!荷物運びに行こうか。」





🦊「ヒョン、運転お願いするね。」




🐿「やあ、任せな!」








必要な物だけ持っていくことにしたのでダンボールの数はかなり少なかった





それに部屋にもあまり物が置かれていなかったのでそれほどダンボールは必要なかった







🐿「ジョンイナー、出発するよ!」



🦊「はーい、お願いします」










午後四時頃_

こうして長くて短いドライブが始まった

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