유진side
僕は生まれたときから
星姫がやってくる節目の年に第一皇子として星姫を迎えることが決まっていた
そのせいか小さいときから女の子と会ったことなんてほとんどないし
いつも周りはヒョンたちでいっぱいだった
そんな僕にいきなりどうぞって女の子を出されて
うまくいくはずない
少し憂鬱だなと思いながら
ギュビニヒョンに急かされて星宮に向かった
星落としの儀式で僕とハオヒョンが華の都ではじめて
星姫の顔を見ることになる
それから約1年くらい僕たちと時間を共に過ごして
星姫が曄国か煌国かのどちらかの相手を選ぶ
そうゆうよくわからない決まり
交互にするとかして簡単にすればいいのになあ
なんて考えたのはもう何万回かわからない
後ろでヒョンたちが騒いでいるのを聞きながら
まだ入ったことのない星宮の一番大きな部屋に足を踏み入れた
星姫付きの女官が2人だけ
護衛薄すぎる気がするけどいいのかな
ぐるりと部屋を見渡してそんなことを考えてから
ハオヒョンが座ったのを見て同じように
花の刺繍がされた御簾の前に腰を下ろした
じっと目を凝らすと几帳を挟んださらに奥に
人がいることだけがわかった
ゆっくりと御簾が引き上げられ
しんと周りから音がなくなるような感覚になる
鳥のさえずりさえ今の僕には届かなかった
几帳に女官たちが触れた瞬間
ふっと消えてなくなった
その時僕は几帳が一瞬で消えたことよりも
鸞国の魔力を目の当たりにしたことよりも
そこに現れた君から目を離せなかった
薄い黄色の漢服に透けるような白い肌
少し色が薄い髪の毛に銀でできた髪飾りがよく生えていた
桃色の頬に小さな唇、あどけない瞳は少し揺れていた
鈴が揺れるような声色も含めてすべてがなんだか幼くて
でも何より綺麗で溢れ出る輝きに目を奪われていた
あえて言葉にするなら
天の川から星をすくって人の形にしたような
きっと一生忘れられない鮮明な印象だった




















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。