あなたの下の名前 side
文化祭は終わり普段の生活が戻ってきた
文化祭で雪楽と喋ってなかったから
久しぶりに喋った感じがする
そういえばなんて聞いてくる
勝ち目なんてないことは分かってるから尚更悲しい
机に顔を突っ伏してボソボソと雪楽に言う
ツンツンと私の頭を突きながら話を聞いてくれる
頭を突くのが止まった
顔をふと上げると頬杖をつきながら何かを考えていた
私的には押してるつもりではあるんだけど
多分星導くんは全く何も感じてないと思う
私の好きな人に検討とかついてなかったし
何か言ってもそんなだし
考えても出てこないからそう質問した
雪楽はうーんと少し考える
言えるわけがないよ
クラスメイトの異性に
好きって言われても鳥肌が立つだけ
そう声をかけてきたのは星導くん
声と喋り方でなんとなくわかった
顔をそちらに向けるとやっぱり星導くんが立ってた
ロウは多分 私達の恋バナなら星導くんは聞くなと
言っているんだと思う
2人だけど女子会みたいなものだし
少し不満そうに星導くんが言った
雪楽は何かを考えているのか
ロウと星導くんを交互に見てる
私は時間が止まった気がした
ものすごい爆弾を一瞬で投下したから
それは星導くん達も同じようで驚いた声を上げる
🅽🅴🆇🆃➡︎












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。