____ドォンッ!!! バラバラバラッ!!!
___その一言と、
上から無数のコンテナが落ちてきたのは
おそらく同時だっただろう。
あなたの下の名前が上を指さしたのは
コンテナが落ちてくることを予告した。
それも、自分の真上から落ちてくることを。
砕ける古びたコンテナと音と
それで起こった埃の霧は
視界をくらませた。
ふと周りを見れば、
飛び散ったコンテナの破片で怪我する者や
重症を負う者が多々見える。
それが見えた俺は、
あなたの下の名前の状態を見るよりも先に
救急車や警察官の応援を要請した。
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____死者はゼロ。
ただし重傷者13名、軽傷者20人ほど。
全員命に別状はなく、
完治すれば私生活に支障も出ないという。
そして本命は、あの少女……あなたの下の名前の状態だ。
後から来た警察官や業者がコンテナを持ち上げ
その下を確認したが。
そこにあなたの下の名前の姿はなかったという。
いや、そんなこと有り得ない、
何度も捜査官にそう言ったが。
何度その大倉庫を確認しても
あなたの下の名前の死体も、
服の切れ端でさえも見つからなかった。
そしてその後、あなたの下の名前を指名手配したが
それでも目撃情報は見つからない。
ただしあなたの下の名前の失踪以降、
自殺未遂などの事故はなくなり
韓国や世界中には
再び平和が戻ってきたようだった。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!