シューティングをしているとのんびりと同級生の咲と梨乃が来た。
3年生は3人、2年生は4人、1年生は8人。
少ないけど精一杯頑張ってる。
咲「気をつけ、れい」
キャプテンは咲、副キャプテンは梨乃、6番は私。
キャプテンだけはやりたくないし先生はどうしてもってうるさいので6番がいいってだだこねたんだ。
キャプテンなんてチームの顔だしそんなの嫌だ。
そんな丸投げされても困るんだけど…
とりあえずいつもの朝練のメニューをしといた。
その後もメニューだけ指示しといて手本とか色々丸投げしやがって!
ざっきー!!
その後男バスとゲームをすることになった。
メンバーも私以外丸投げだってよ!
なんやねん!
「はい!」
ゲームが始まるとやっぱ最初は身長的に全然無理だから男子ボールから始まるわけ。
だから必然的にディフェンスね。
七海はディフェンス苦手だからカバーの準備万端。
男バス1「奏多!!」
七海「あ…」
カバーに飛び出す。
とめられたけど他にパスをだされてなんとかカットして咲にパスを出して走り出そうとする。
かかとを踏まれて前向きに転んだ。
そしたらその踏んだ本人、七海が私向きに転んできた。
上から被さる感じで。
左膝を強打した時にさらに上からの体重に耐えられなくなる。
つぶされると七海が
七海「すみません!!」
急いでどくと
膝が痛い。
しばらくは動けなかった。
だけどみんなに迷惑かけらんないしどーせあおたんだろう。
そう思って起き上がる。
七海「大丈夫ですか!?」
笑ってみせると安心したようだった。
こけたとき誰かに蹴られたかというくらいの衝撃だった。
立とうとしたとき
つい声がでてしまった。
またみんなが心配そうな顔をしてみている。
苦しい言い訳。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。