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第3話

Epilog
494
2020/12/07 15:21
「え?!」
素っ頓狂な声に俺は目覚める。
「…おはよう」
昨日俺が眠るまで背中をぽんぽんとしてくれていた彼女は、俺の腕の中で目を白黒させている。
「朝からあんまデカい声出すなよ…」
俺は欠伸をひとつして起き上がるとうーんと伸びをした。
昨日ずっとこいつを抱きしめていたせいで身体中が凝っている。一晩中あの姿勢だったらしい。
…ん?抱きしめ…
ん?????
もしかしなくても俺はとんでもないことをやらかしたのかもしれない。
振り返ると、彼女は顔を真っ赤にしてベッドの上で体育座りをしている。
「…悟はなんとも思ってなくてもこっちはびっくりしたんだから」
あ、なんか可愛…いやそんなこと考えてる場合じゃなかった。
「や、俺も今更になってすんごい恥ずかしいことをしたことに気づいたわごめん」
彼女ははぁぁぁぁ、とため息をついて布団を巻き込み、足を抱え直す。
布団の隙間から「悟のバカ…」というクソ可愛いお言葉が聞こえた気がするが、反応したらとても恥ずかしいので聞こえなかったことにしておく。
この気持ちにはまだ、蓋をしておきたい。
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あとがき
 いっやああああああ自分で書いててほんと楽しかったです。二次創作って楽しいんですね。

高専時代のさとるくんにはめっちゃ意地悪だけど実は純情ぴゅあぴゅあなかわいいチェリーボーイって感じにしたかったんですけど、なんか私が書いたらただの表情筋無くした六眼持ちイケメンになりました。 あれおかしいな。

私のさとるくんは多分ポーカーが得意ですね。
 個人的にもうボロッボロになるまで傷付いたキャラと夢主ちゃんが、お互いの恋心を隠して(いかがわしくない程度に)慰め合う系の夢小説がだいッ好きです。

なのでまたこういう系は書くと思います。悠仁殺した後(捏造)とかね。五条先生ネタで書きたいなあ。
 まぁこんなヘッタクソで大衆ウケしなさそうな小説を書く人間にリクエストとか物好きですね〜って感じではありますが、もし「誰々との夢を書いて欲しい!」などありましたらどしどしコメントしてくださいね!リクエストなら喜んで書きますよ!(ちなみに腐も行けますよ任せてください…((ボソッ)))
 読んでいただきありがとうございました!めだまやきの次回作にはご期待頂きませんよう()お願い致します!

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