いつも通りの通学路
いつも通りの日常
いつも通りの告白
私はいつもそれになんの躊躇いも無く断っていた
でも…
↑このせいでうちのいつも通りの日常は崩れた
男に興味ない私でも流石に知ってる
時透無一郎
彼はクラスや学年だけでなく学校で1番格好良いと言われている人だ
クール、というか冷たい性格であるがそこが良い!と周りからは言われている
もしかして…"昔のこと"気にしてる?
昔の約束なんてどうでも良いのに
そんな顔しないで…
覚えてるの…
ただ、私が昔の記憶を閉じ込めようとしただけなの…
本当にごめんなさい…!
ただ私が、思い出したく無いだけなの…
・
・
・
はぁ、騒がれてる…
五月蝿いよ…
野次馬のように私達の周りに集まって来ないで
それであんな大声で笑わないで
なんか…昔みたいだな…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。