第21話

ドラゴンが住む巨山
52
2021/02/09 15:50 更新
ここは何処だろう。
暗い暗い闇の中
私はまた眠りに落ちたはず、なのに意識が謎にはっきりしている。
自身の感覚がある。そこで私は暗闇の中にたっている。
イザベラ
イザベラ
ここは…なぜ私はこんな所に夢にしてはなんか馴染みがある感じ…
現実とも夢とも言えない場所。
そんな所から、声が聞こえた。
???
イザベラ…イザベラ=クラスペディア
イザベラ
イザベラ
!誰!?
突然声をかけられ思わず、問いかけてしまうだがよく聞けばこれは、忘れられない声そう、あの18歳のあの時契約の時の主だ。
???
…コアを1つ破壊したな。どういうつもりだ?
まさか連絡してくるとは、そんなに帝国を手中に納めたいのか…ってそれが相手の狙いだし、それに連絡は普通だ。契約をしているやつが何故か契約と真逆なことをしているんだからそれは連絡取ります。
さてなんて言い逃れを、いや待てよ?もうここで契約切りたいって言ったらいや待て待てコア残ってない状況でもこの帝国に一応進軍できるんだ。だからこの状況で怒らせたら普通にいい火力で進軍してきそう。…ヒューズもまだいるし…だから…アレ詰んでない?待って詰んでない?
そう悶々と考えているが
???
フッ…クククッ
何故か笑い出す。契約者。私は思わず首を傾げた。
???
魂の色がまた変わったな
イザベラ
イザベラ
魂?…
それは前世の記憶を思い出したのが原因だろうか。いやそれはどうでもいい…今は、この連絡でなにか情報と契約内容の変更を望めないか試すのみ!あぁ前世の私が少し怖がってる。
フレーっフレーっ私!!
???
それに、イザベラの心理すごい騒がしいな
待って筒抜け的なやつだ〜〜〜〜
これ本当に詰んだ詰んだだよぉぉ
イザベラ
イザベラ
……あはは
イザベラ
イザベラ
ここで繕っても意味ないですね…
???
そうだな…ククッ
???
さぁ問の答えを聞こうか
イザベラ
イザベラ
…私はもうこの帝国の滅びを望んでいません。
???
ほう…それは何故?
イザベラ
イザベラ
何故と言われてもそうですね…私の前世が強者ようでこれに全く意味がないと諭すからです。
そう言って私の胸に触る。
たとえ、ゲームの世界を知っているだけでは無い。このイザベラの気持ちの魂胆をしっかり理解してるから。
そう復讐、争いや憎しみから何も生まれない。また悲しいものが生まれるだけ、
だがイザベラ自身は大好きだった父と母、強欲で非道だったということを知ったが、その事実を知ってもこの大好きな気持ちは変わらなかった。私にとって唯一無二の存在。優しく暖かく接してくれた。たとえ形だけかもしれないとわかっていても、信じているのだ。
???
…そうか
契約者が私の魂を望むなら今あげてるのが敵策なのだろうか、しかし、彼が欲しいと言ったのは復讐心に溢れ冷徹で冷酷な女王の高貴な魂を望んでいたはず。
今の私にはその欠片すら感じない。普通の女の子(経験値は化け物)にしかなってない。私は別に特別優しい子でもなく、心が綺麗とも言い難い普通に嘘つくし、だが、復讐は好まない。もう真逆の存在に成り果ててると言っても過言ではないだろう。
だから私は提案をしてみる。
イザベラ
イザベラ
契約者様…ひとつよろしいですか?
???
なんだ
イザベラ
イザベラ
この契約…変更とか無くしたりはできま_
???
できない
イザベラ
イザベラ
左様ですか…
私は落胆した。まぁ可能性は低いと思っていたが粘ってみよう。そう思い私は言葉を続ける。
イザベラ
イザベラ
今、私の心の中をもう筒抜けなんですよね?ならわかっていますでしょう。貴方の望んだイザベラの魂の形では無いのです。だからこの契約貴方にメリットはないと…
???
そんなことは無い。
イザベラ
イザベラ
え?そんなことないの?なんかよくわかんなくなってきた。
思わず思ったことを口に出してしまう。私はハッとしていたが相手のククッと喉を鳴らし耐えるような笑い声しか聞こえない。
???
イザベラこの契約は無効にはできない。絶対に…だがまぁ今は気分がいい。この感覚は久々だ。だから今後もイザベラの自由にして構わない。
イザベラ
イザベラ
え?…それはどう言う…
???
残りのコアをどうするかイザベラに任せよう。
イザベラ
イザベラ
…それって貴方の目的を私が邪魔してもいいってこと?
???
ククッ私の目的ではなく、お前が望んだことだがな
イザベラ
イザベラ
ハッ!
???
本当に…イザベラは面白い人間だ。
イザベラ
イザベラ
…ありがとう…ございます?
???
まぁ1つでもコアが残っていれば進軍はいつでも出来る。…帝国の首都を破壊するくらいには…な
背中に緊張が走る。
イザベラ
イザベラ
止めますからね。…それ
???
まぁ楽しみにしてるよ…イザベラ
???
それと君の弟にもまだまだ働いてもらうつもりだ
イザベラ
イザベラ
ッ…あまり無理をさせたら…グーパンで殴ります。
そう思わず真顔で言ってしまう。しまった相手は自分より立場が上…?なはず、それに敬語も外れて…あぁもうダメだと頭を抱えたくなる。
前世の記憶を取り戻したせいでこんな頓珍漢にいや…小さい頃はこれが当たり前だったような…むしろ今までなんであんな凄いことできてたんだろ私って
イザベラ
イザベラ
天才なのでは???
???
…イザベラは愉快だ初めてだこんな気持ちになったのは
そう何故か優しく声をかけられる。
むしろ笑われるより恥ずかしい。何だこの空気は

そんな葛藤が凄いなか意識が目覚めようとしているのが分かる。私は最後にこう宣言と願いを込める。
イザベラ
イザベラ
契約者様!私はどうなっても構いません。それは契約の時から変わっていない気持ちです!ですがもう私の大切な存在弟を…救います!貴方の手から!そして帝国への悲しい復讐も止めます!!契約内容だいぶ変えてごめんなさい!
???
やはり興味深い…しかと聞いたぞイザベラ
そして私は目を覚ました。
イザベラ
イザベラ
…何も聞き出せなかった…むしろ私の心さらし首の刑に処された気分…首じゃなくて心だから晒し心?なんつって
ジョークが似合わない女王だなぁと思わず笑ってしまう。
ルーカス
ルーカス
何笑っているんだ?
イザベラ
イザベラ
わぁぁぁあ!!!え!?ルー様!?!
思わず驚きのあまり目玉飛び出てるギャグ漫画のような露骨なリアクションをしてしまう。
私はその声量に耐えきれず咳き込んでしまう。しかし最近は慣れてきたのかまだマシだ、こっそりしてた発声練習が身についたんだろう。
イザベラ
イザベラ
びっくりしました。まさか居るとは思わなくて、それに…さっきの聞いてました?
ルーカス
ルーカス
あぁ
イザベラ
イザベラ
うわぁ…あの…忘れてください…ね?
ルーカス
ルーカス
………
イザベラ
イザベラ
何か言ってください!
そう思わず、突っ込んでしまう。しかし表情筋がつりそうだが、少し表情に幅が広がった気がする。神経系の魔術は身体全体にかけていた主に痛み、苦しみに耐性をつけるためだったが、そういえば、表情の変化で心を探られるのはトップとして有るまじきと、あの13歳の小さい頃から多重にかけていた気がする。もうこれはしなくてもいいかもしれない。と
私は自分のほほを触り、笑顔を作ってみる。
イザベラ
イザベラ
ルー様…私笑えてますか?自然ですか?
と思わず問いかけてしまう。
ルーカス
ルーカス
…あぁイザベラはどんな顔でも綺麗だ。
イザベラ
イザベラ
…ぁ…ありがとう…ございます……
質問の答えになっていない。なんなんだこのルーカスという男は、そうまた男性に対して免疫がない私が無駄にときめいてしまうのは本当に辞めたいものだ。

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