第30話

叶えてくれるひと
3,122
2026/04/13 11:30 更新


指で何度も甘イキさせられ続けた脳は蕩け、完全に熱に浮かされていた。


ジョングク
ジョングク
ゆび、も、やだぁ…っ
V
V
いや?じゃあ抜けばいい?
ジョングク
ジョングク
っん、ぬいて…
V
V
抜くだけでいいの?

Vさんの声はどこまでも穏やかで、だからこそ残酷なほど俺を焦らす。

腹の奥は焦げそうに熱くて、とろとろになった頭で、必死に本当の望みを紡ぎ出す。

ジョングク
ジョングク
あっ、や、やぁ、…いれて、
はやく……、いれてぇっ
V
V
また指を入れるの?
ジョングク
ジョングク
ちがっ、ゆび、やだぁ…
V
V
ねえイアンくん。次はどうされたいか、ちゃんと言って?そしたらその分だけ、君のことを甘やかしてあげるから


そう囁かれて、吸い付くような口づけを落とされた瞬間、胸の奥がより熱くなって涙が滲んだ。

恥ずかしい。何より自分を晒すのが怖い。

けどちゃんと言葉にすれば──

ジョングク
ジョングク
あ、っ、ぶいさん……、
ぶい、さん…お願い…っ

Vさんは優しく叶えてくれる。

V
V
うん、なに?


指の動きを止めて、慈しむように俺の顔を覗き込んでくる。その静止が、今は何よりの拷問だ。

身体が熱くて、切なくて、涙がぼろぼろと溢れてくる。

ジョングク
ジョングク
…ん、……っ、
いれて、ください…っ
V
V
なにを?
ジョングク
ジョングク
ぶいさんの…、、
おっきい、の……っ

内側を曝け出すよう喉を震わせてねだると、Vさんは目を細めて優しく笑った。

V
V
ふふ、いい子。
ちゃんと言えたね

引き抜かれる指の感触にびくんと腰が跳ねた直後、ゴムを被せた猛りきったモノが、待ち侘びたようにひくつくアナルにぴたりと添えられた。

V
V
じゃあ、挿れるよ
ジョングク
ジョングク
っああぁァッ……!!


散々求めた熱が、中を割り広げて奥まで突き刺さる。甘えた悲鳴が口から溢れ、衝撃で目の前が白くなった。

ジョングク
ジョングク
はぁ……ぁ、ん、ぅ…

欲しかったものがようやく手に入って、夢見心地で長い息を吐く。

V
V
気持ちいい?


きもちいい。すごく、きもちがいい。
でもそれは、身体だけじゃなかった。

望むままにVさんが動いてくれ、願いを口にすれば与えてくれる。気づけばそれにぞくぞくする悦びを感じ、さらには心が解き放たれるような感覚もあって。

その不思議な開放感が、きもちよかった。

ジョングク
ジョングク
きもち、ぃ…っ

もう、抗う術なんて知らない。
甘えたくてたまらなくなって、自分からぎゅっとVさんに抱きついた。

そしたら全身を包むように抱き返してくれて、その心地よさに、俺はすっかり心を預けてしまう。

しばらくその体温と心地よさに酔いしれていたけど、じくじくと中が疼き始めた。

ジョングク
ジョングク
っ、ぶいさん…
V
V
ん?なぁに?
ジョングク
ジョングク
ん…、、そろそろ…
動いてほしい、です…
V
V
わかった。
じゃあ動くよ?
ジョングク
ジョングク
あっ、んンン…ッ!

腰を突き上げたVさんの硬い熱が、ごりごりと敏感な場所を擦り上げる。頭の中で火花が散り、がくがくと膝が震えた。

甘イキしてるうちに抜けてったそれがまた入ってきて、奥に先端をなすりつけてから、前立腺を擦って出て行くのを繰り返される。
ジョングク
ジョングク
やぁっ、あっ、い、く、
いっ…ン゛ンぅ〜〜〜ッ!

動きに激しさはないけどひと突きが重くて、俺はドライで絶頂に至ってしまう。なのに腰を止めてくれないから、またすぐに絶頂感が押し寄せてきた。

ジョングク
ジョングク
ひぅ、…や、だめっ、
ぁっあ、またイっちゃ…ッ
V
V
いいよ。見ててあげる
ジョングク
ジョングク
や、ぁ、あッ、ンン…ァぁあッ…!

激しく身を震わせる俺を見下ろしながら、Vさんは額の汗を拭ってくれる。

V
V
ふふ、上手にイケたね
ジョングク
ジョングク
あぅ…ぶいさん、ぶいさん…
V
V
かわいい……どんどん甘やかしてあげたくなっちゃうな…

目の前にある、やさしい顔。無性にキスしたくなって唇を寄せれば、溶け合うように深く、熱く舌を絡められる。そのままゆっくりと腰を動かされると、泣きたくなるほど幸せな快感が押し寄せた。

ジョングク
ジョングク
ンんっ、ふぁ…、ぶいさん、っ、やば、い…どうしよ…、きもちぃ……
V
V
もっと気持ちよくなっていいんだよ。どんな君も可愛いから
ジョングク
ジョングク
あっ、ああっ、んぅ…っ、
V
V
ねえ、君のすべてを見せて。君がしてほしいこと、僕に教えて。そしたらイアンくんが望むこと

ふわりと微笑んだVさんから放たれる、圧倒的な包容力に脳が痺れる。


V
V
──ぜんぶ叶えてあげる


これまで自分の望みを口に出したことなんてなかったし、そもそも強く何かを求めるようなこともなかった。

誰にも見せたことがなかった部分を、自分でさえ知らなかった一面すらも、今この人だけに見せている。

いつもぐずぐずになってしまう俺を見ても、引かずにいてくれる人。


この人なら──


Vさんなら、どんな俺も受け入れてくれる。

そう感じさせてくれるから、俺はVさんとのセックスに、余計にハマっちゃってるのかも。

とろとろに甘くとけてく頭の片隅に、そんなことが過ぎっていった。





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