第46話

#46 誘惑
2,224
2024/08/17 04:59 更新
あえな
あえな
あえなちゃん4月20日で2周年です!!
あえな
あえな
これからも頑張って投稿するのでよろしくお願いします!
あえな
あえな
クライマックスです!

💎side












💎🦊
久々‥、だな。






見慣れた道を歩く。






5年ぶりのこの景色。








5年前、

僕は元彼ないこの借金から逃げるために、海外へ向かった。




けど、どこまで逃げても、逃げても、

電話や、何通もの手紙が押し寄せる。
「金を返せ」って。







時間だって、関係ない。

夜遅くも電話が鳴り止まない日だって
何度あったことか。








自己破産、という方法もあった。


全部、持っている物全部、売り払ってしまう方法。






その時は、いふくんとの思い出まで売ってしまうような
気がしてできなかった。






























けど、今は。























海外に逃げて、再度認識した。









いふくんが、




僕にとって、どれだけ大事な存在だったかを。


どれだけ、支えてくれていたのかを。
















もう、過去だって捨て去ってもいい。


また、いふくんとの未来を作っていけばいいから。







だから、もう一度、




いふくんに、会いたいんだ。














そう思った日から僕は、逃げるのを辞めた。


ちゃんと、向き合おうと、東京に帰ろうと決意した。









そう思えるまで、5年もかかってしまったけど。

















💎🦊
さぁ、もうすぐだ。







一緒に過ごしたあの空間が、蘇ってくる。













少し大きな扉に鍵を差し込む。




















































































💎🦊
ただいま。








僕らが同棲していた家に、やっと



帰ってきた。










































だけど、







💎🦊
いふ くん‥?










そこに彼は、いなかった。




















少し暗い病室。



いふくんが、横たわる隣でそっと息をする。









近所の人、いふくんの知り合いなんかに聞いた。



いふくんは、自ら車の波に突っ込んで行ったらしい。









死には至らなかったそうだけど、今は植物状態。
回復の見込みもほとんどないと医師から言われた。
















💎🦊
なにしてんだよ‥ばかっ‥ッ


















いふくんに対しても、自分に対してもそう思う。







なんで、助けてあげられなかったんだろう。






なんで、傷つけてしまったんだろう。









こんなに、大切な人を。








失ってから気づくという言葉が

本当だなんて知りたくなかった。












その時だった。








病室のドアが開いた。






















💛🦁
どちら様ですか?

















 




   








話してみると彼は、いふくんの大学の同期らしい。









「アニキって呼んで」

と言ってくれ、とても気さくだった。










💎🦊
(ちょっと、話してみてもいいかも。)









僕は、いふくんの恋人であることを明かした。











だけど、
アニキは気持ち悪がったり、からかったりしなかった。










それから僕は、いふくんとの思い出や出会った時の
こと、いふくんの好きなところなんかを話した。






アニキは笑顔で、優しく頷いてくれた。








そして、アニキからはいふくんの大学時代のことを
たくさん聞かせてもらった。







💎🦊
(いふくんも、
  以外とやんちゃしてたんだなぁ‥w)






知らない一面が知れて新鮮な気持ちになれる。











いふくんのことを話していると、時間はあっという間に過ぎていった。















 

      













































































💎🦊
今日はありがとうございました!!!
💎🦊
こんな風に話せてすごく楽しかったです。





💛🦁
全然ええよ
💛🦁
こちらこそ、こいつの見舞い来てやってくれてありがとうな。





温かく微笑む姿に、少しドキッとする。



💎🦊
長居しても申し訳ないのでもうそろそろ帰ります。





軽く頭を下げ、椅子からそっと腰を上げようとする。







しかし、

























💎🦊
えっ?






無言で、服の裾を掴まれる。












💎🦊
どうかしました?






アニキの顔をそっと覗き込む。





















その時だった。








💎🦊
んっ‥!?//













唇を、奪われた。





















💙side





























💙🐱
(はぁ‥っ)






死のうとしたのに、死ねなかった。





体は動かず、声も出ない。











だけど、意識はある。











誰にも意識があることを伝えられない。








目は開かないまま、音だけが聞こえる。














そんな中、












💙🐱
(ほとけ‥?)










アニキと、ほとけの声がする。









💙🐱
 (うそっ‥ッ)





生きていた、




また、戻ってきてくれたことに

泣けない体で泣きそうになる。










ほとけは、アニキに対しても俺の話ばかりしていた。








恥ずかしくてむずむずする。









ずっと、ほとけの声を聞いていたい。





なんて思っていたら、だんだんと眠くなってきた。

この体は動いていない割にすごく疲れる。








久々に、幸せな気持ちで眠りについた。









































意識が戻ったときには、だいぶ時間がたっていた。







💙🐱
(ほとけ、もう帰っちゃったかな?)







なんて思っていると、




アニキの声が聞こえてきた。

































💛🦁
俺と、














💛🦁
浮気せーへん?

















































キスをする音と共に、
ほとけの恥ずかしがる声が漏れていた。







今すぐにでも、ほとけを取り返したかったのに


体は動かなかった。

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