ヤチヨが去った後、そこには静寂が流れた。
そんな静寂を破ったのは、妾。
妾も意味が分からなかったが、
朝日も同様に分からないらしい。
頭の裏に手を当てて息を吐く朝日を見て、
妾はエリートだからこそ、
背中を優しく撫でてやった。
胸を張って笑えば、
朝日の心地よい笑い声が耳を撫でた。
そんな笑い声と一緒に耳に入ってきたのは、
朝日と共に来た2人組の声。
思わず朝日の後ろに隠れ、
朝日のアバターの長く伸びた髪を引っ張る。
後ろから覗き込むように見ていたのに
朝日に肩を掴まれ、妾は
朝日の前に引っ張り出される。
妾の初めてのツクヨミは
謎多きヤチヨと、朝日の仲間との出会い。
そして最後は
なぜか朝日に口を塞がれて終わった。
新作です
よろしければ … 🪄













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。