ヤチヨが去った後、そこには静寂が流れた。
そんな静寂を破ったのは、妾。
妾も意味が分からなかったが、
朝日も同様に分からないらしい。
頭の裏に手を当てて息を吐く朝日を見て、
妾はエリートだからこそ、
背中を優しく撫でてやった。
胸を張って笑えば、
朝日の心地よい笑い声が耳を撫でた。
そんな笑い声と一緒に耳に入ってきたのは、
朝日と共に来た2人組の声。
思わず朝日の後ろに隠れ、
朝日のアバターの長く伸びた髪を引っ張る。
後ろから覗き込むように見ていたのに
朝日に肩を掴まれ、妾は
朝日の前に引っ張り出される。
妾の初めてのツクヨミは
謎多きヤチヨと、朝日の仲間との出会い。
そして最後は
なぜか朝日に口を塞がれて終わった。
新作です
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!