第11話

変わらぬ友情
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2023/11/11 13:27 更新
俺は両親から親不孝者として罵られ
中学までは育てるから
高校からは自分で生きろと言われてしまった。
話を聞くと優太も同じなようで
二人で同じ高校にいって
名前を変えて
高校生で新しい人生作ろうって
馬鹿なこといって笑った
双子はいなくなった
双子の母親は血眼になって二人を探してて、
『居場所を知ってるんだろ』と怒鳴られたが
知るわけがない
二人は二人の世界に行った
ただそれだけ
そういうものなのだろう。双子って。
いなくなった日から
あの丘に行くたびに思い出す。
まだ汚れを知らなかった頃の青色の記憶
あの頃にずっと捕らわれていたかった
けど、それと同じくあの頃に縛られて痛かった
だからこれで良かったのだ
俺等は県外のに受かったから
これからこの街を出る
もう随分言っていなかった丘に足を運び
二人で
ハーデンベルギアとローダンセの花束を丘の下に落とす
結城
結城
どうせそこだろ。ば~か。
俺等は恐らくもうここには来ない。
だから最後に両手いっぱいの花束を
出会えてよかった
そしてそれは変わらぬ思い
優太
優太
変える名前どうする?
結城
結城
じゃあ平は残して、平助とかで
優太
優太
じゃあ優を遊にかえて遊助で
結城
結城
はは、家は同じアパートだしな
優太
優太
すぐ隣の部屋だね
結城
結城
じゃ、行くぞ。遊助。
優太
優太
うん。平太。

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