第32話

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2024/11/15 12:00 更新



近くで救急車の音がする。





メンバーもマネージャーもみんながなんだなんだと疑問に思っている中俺はただ無言で下を向いていた。
英寿
愁斗?なんかあった?
愁斗
あなたの愁斗からの呼び名が...
英寿
ん?あなたの愁斗からの呼び名ちゃんがどうしたの?
愁斗
轢かれたって...
英寿
は?
史記
え...?



その言葉を聞きメンバーが一斉にこっちを見た。



史記
え、じゃあ救急車の音って...
愁斗
あなたの愁斗からの呼び名が運ばれてる音だと思います。
史記
行かないの?行かなくて..いいの?
英寿
行けよ...大事な彼女だろっ!



ひでは声を荒らげて訴え、ふみくんは心配そうに聞いてきた。





楓弥は「なんでなんで」と困惑しており、ほかのメンバーはこっちを見つめていた。







けれど、俺は誰に何を言われようともう答えは決まっている
愁斗
行きません。
愁斗
薄情って、それでも彼氏かって思われるかもですけど
愁斗
心配だし、今すぐ行きたいです。
愁斗
けど誰よりこのライブを楽しみに待っててくれたのはあなたの愁斗からの呼び名です。
愁斗
だから、目が覚めた時ライブの話をたくさん聞かせてあげたいんです。
愁斗
彼女に誇れる自分でいたいから



そう言うとメンバーはみんな下を向いていた。
スタッフ
開演10分前でーす
史記
よしっ..



その声とともにみんな何かを決心したように集まった。
史記
愁斗のためにも初ワンマン絶対成功させましょう。
愁斗
お願いしますっ
史記
BUDDiiS BOMSO
全員
BDS!



頭の中はあなたの愁斗からの呼び名でいっぱいだったけど、それでも俺は歌って、踊った。








反省点はまだまだ多いけど、今できる最高のものができたと思う。








ライブが終わり、みんなが盛り上がってる中俺は急いで片付けを済ませ、まだライブの汗も乾ききっていない中走り出した。







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