まずこの物語には二人のローレルがいます。
1、元々ツイステッドワンダーランドにいたローレル→ローレル・アコーニト
2、ユウと同じく日本にいたローレル→水無月晃
二人の共通点として挙げられるのは
・いじめられていたこと。
・どちらも死亡していること。
・大切な人がそれぞれいたこと
この大切な人はそれぞれ
ローレル_イデア・シュラウド
晃_ユウ
となっています。
これを踏まえた上で解説していきます。
プロローグでのあの自問自答は全て晃によるものです。
あの時は晃が死んで、同じ時に死んだローレルの体に魂だけが移りました。
簡単に言うと成り変わりみたいなものです。
またプロフィールの時に


上記のようにあったと思いますが、これもほとんどが晃の心情です。
「返せ。本物を。」
は、無意識に自分の体では無いと感じ、元の人物(ローレル)の魂を返せと言っています。
しかし、最後の一文「偽善者め、俺は、お前を許さない。」とありますが、こちらの文章はローレルの心情です。
ローレルの憎しみを表しており、この文にルビをつけるのならば
「偽善者め、俺は、お前を許さない。」
となります。
ちなみに言いますと、この時点では物語の構造は全く定まっていませんでした笑
1話では最初に


とありました。
これはローレルの方の回想であり、死ぬ前のシーンです。
この文の“アイツ”というのはアルーム・アスホールの事であり、彼女が来たことでいじめが始まったというのを表しています。
(今後、ローレルのいじめに至るまでのストーリーも番外編で書かさせていただきます。)
ローレルが死ぬ瞬間、魂が抜けたと言っていますが、これは丁度晃が死んだ瞬間でもあり、この時に晃の魂がローレルの体に宿りました。
これが暗示するのは「ローレルの魂が死んだ」ということです。
ここでの「俺」はローレルに当たります。
この先からは晃に移り変わって行きます。
晃は目覚めてから、何度も違和感が襲っていました。
これは「まだ魂が体に馴染んでいなかった」というのと「ローレルの記憶と強い信念が体に刻まれていた」という二つの要因があったからです。
なので晃がいる場所、どこに向かっていたのかもはっきりと分かっていました。
この感覚が晃にはなかったので結果「気色悪い」という心情になったのです。
最後の「息苦しいな」という一言は晃とローレルの心情が混ざり合っています。
いじめられていた苦しさから早く逃れたかったのに、まだ続くのだということが肌で分かって、呟きました。
(特に深い意味はありません)
2話は個人的にかなりややこしかったかなと思います。
まず

と

そして

の三つの部分。
これらは全て晃とローレルの思いが一致していない、つまり晃でいう「気色悪い」状態です。
ローレルの思いは
「俺から頼んだに決まってるじゃん。」
「いや、もう諦めるか。」
「だったら、全て壊せばいいじゃないか。」
です。
この思いが晃にとっては慣れないことで「違っている」と思ったり、疑問に思ったりしています。
これらから、まだ魂が体に馴染んでいないということがわかります。
また、ここからまだ少しは同じように疑問に思っていたり、「コイツは俺と違うのに」と悩むシーンがあります。
これも同じです。
しかし最後の方にいくと


魂が体に馴染み、はっきりとローレルの存在が分かるようになっています。
わかりやすく「」が付くようになっていますよね。
これが晃がローレルのことを知っていく始まりでした。
さて、ここで皆さんに問いです。
「いいや、復讐はしない。だけど___」とある___に入る文は分かりますでしょうか。
是非考えてみてください。
次のチャプターにて答えをお話しします。
おまけ

この文、一見ただの文にしか見えませんが、
”晃が前世の記憶、感覚を覚えている“という意味が込められています。
晃もいじめられていたのですから、首を絞められるという感覚、苦しみを知っていたのです。
では、また次のチャプターでお会いしましょう。













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。