二限目では色々あったが、佑理のおかげでなんとか丸く収まった。二限目では実技以外にも1年向けに「特質怪具」を持ち運ぶ際に利用する「怪具ホルダー」についての説明があったり、と一限目に比べて何気に覚えることが多かったが、スティグマを使ってしまったこと以外には特に事件も起きず平和に終わった。
そして今、3人は三限目の「怪異生態学」の授業のためにダークウィックアカデミーの廊下を歩いていた。
3人が他愛もない会話をしていると、あなたの足元に何かが擦り寄った。
擦り寄って来たのは何かを咥えた猫だった。
あなたは膝を曲げて猫を優しく撫でて咥えている物を受け取った。
あなたは封筒を持ったまま立ち上がり、中の手紙を取り出す。
白烏あなたさんへ
話があります。授業は抜けていいので、至急理事長室に来てください。
あなたのコーネリアスより
あなたは自分の携帯のDチャットを開きQRコードを見せる。
あなたは2人に大きく手を振った。
あなたが理事長室の扉をノックすると、中からコーネリアスの招き入れる声が聞こえたので、彼女は部屋の中に入った。
理事長室を見渡すと、猫の数が以前より多い気がした。
そう言って誰かが部屋の中に入ってくる。
部屋に入って来たのは例の特待生、あなたの特待生だった。彼女が理事長室に入ってくると猫たちは一際大きい声で鳴いた。
あなたの特待生は戸惑いながら周囲を見渡す。
そして、戸惑いながらあなたを見つめた。するとあなたはすぐに人当たりの良い笑顔を浮かべた。
そう言ってコーネリアスは話を続けた。
眠そうなあなたを添えて。
スポットライト枠
無機質 様
Akari 様
ことね 様
スポットライトありがとうございます












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。