秋side
(秋)
もしかしたら私、口軽いかもですよ?
どうしよう、気まずくなった
(秋)
なーんて、冗談ですよ?
やばい、涙が出てきそう、、
(秋)
じゃあ、先、下に降りてますね?
(丈一郎)
、、、、
トタトタ
(秋)
はぁ、
藤原さんに多分嫌われた、、
プルプル
音が鳴り、画面を見てみると大吾さんからだった
(秋)
もしもし、大吾さん?
(大吾)
、、秋、あのさ、
(秋)
どうかしたんですか?
(大吾)
丈くんに聞いとるかもしれんけど、俺ら、今用事で出て、今日帰るの遅くなる。
(秋)
そうなんですね、家に近くなったら連絡下さいね?
(大吾)
うん、あと秋にはお願いがあって、
(秋)
お願い事?
(大吾)
二人っきりの丈くんには気をつけてほしい、、
(秋)
二人っきり、ですか、、
(大吾)
そう、なるべく距離置いて過ごして?
(秋)
でも、藤原さん、怪我してるから付き添わないと、、
(大吾)
秋、丈くんは自分の甘い声でこれまで何十人の女性を落としてきた男だからほんとに気をつけてほしい
ガチャ
(秋)
大吾さん、、落とされない対処法ってありますか?
(大吾)
とりあえず一定の距離を保つこと。
一定の距離、、
(秋)
でも、自然にしてないと丈くん、勘が鋭いからすぐ怪しまれる
気をつけないと気づかれる可能性もある、、
(大吾)
何かあったら連絡して?なるべく出れるようにする
(秋)
大吾さん、用事頑張って下さい!
(駿佑)
大兄、ずるい!秋ちゃん、僕にも言って?
(秋)
駿佑くんも頑張って!
(駿佑)
ふふっ、秋ちゃんからの応援、嬉しい
ギュッ
(秋)
、、?
なんか左手が温かい、、
横を見てみると藤原さんが私の手を握っていた
(駿佑)
秋ちゃん、どうかしたの?
(秋)
ううん、駿佑くん、なんか声変だね
(駿佑)
ちょっと、大兄の用事の手伝いしてて声が少し枯れちゃった、
(秋)
そうなんだ、、声、お大事に
(駿佑)
ありがとう、じゃあ、切るね
ピッ
(秋)
藤原さん、?あっ、怪我した所が痛みました?
(丈一郎)
いや、違う、、
(秋)
私、朝ご飯、作ってくるのでテレビでも見てて下さい
(丈一郎)
秋ちゃん、さっき誰と電話してたん?
(秋)
大吾さんと今日帰るのが遅くなるそうです。
(丈一郎)
そうなんや、秋ちゃん、、
(秋)
はい、なんでしょうか?
(丈一郎)
俺と二人は嫌なん?
(秋)
えっ、、
(丈一郎)
似たようなことを大吾が電話で、、違った?
(秋)
違いますよ、この家に近くなったら連絡して下さいってお願いしてたんです。
(丈一郎)
何のために?
(秋)
ご飯、作って待ってたらみなさん、喜ぶかな思ったので、、
(丈一郎)
、、、、
あれ、駄目だったかな?
(秋)
藤原さん、朝ご飯何食べますか?
(丈一郎)
秋ちゃん、、
(秋)
へっ、私?
(丈一郎)
そう、秋ちゃん、食べたい。
食べたい、、どうやって食べるんだろ?
(秋)
藤原さん、、私のお肉食べても美味しくないですよ?
(丈一郎)
秋ちゃん、その言い方はちょっと、、
(秋)
すいません、そういう風に聞き取れたので、
(丈一郎)
良いんやけど、もしかして知らない?
(秋)
何をですか?
(丈一郎)
いや、ダメか、、やっぱなし!
さっきのこと、忘れてや?
(秋)
調べても良いですか?
(丈一郎)
あかん!秋ちゃんには難しいから、、
と食い気味に言ってきたのでびっくりした
(秋)
難しい、、なら調べません、
ポンポン
(丈一郎)
秋ちゃん、ええ子
優しく頭を撫でてくれて私は撫でてもらえたことに嬉しくなってニコッと笑った
☆、♡、ありがとうございます🙇♀️












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。