そう言い、海人は私の唇に指を当てた。
そして、その指は私の唇をなぞるように触れる。
くすぐったくて、同時に恥ずかしさが込み上がってきた。
すると、今度は背後にいた咲人が私の背中を指でなぞるように優しく触れた。
それは、触れたその部分だけが熱くなるような錯覚を覚えた。
海人は、体を抱き寄せ海人の唇と私の唇が触れた。
それは、息をさせてくれないような荒いキス。
後ろからは、咲人が耳にキスをし背中をなぞる。
身動きが取れない私は、二人の世界に溺れる。
私は、二人を睨んだ。
すると二人は、甘い声で言うのだ。
ねぇ…、神様。
この二人の言葉に、心が揺れるのは、恋に落ちているということなのでしょうか…?
どうやら私の恋は、まだまだ長期戦になりそうです。











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。