第5話

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2025/04/12 11:12 更新

テヒョン
テヒョン
今回、ジュンギュが4人の姿を見て
テヒョン
テヒョン
怪しいと感じてついてったって聞いたけど…
テヒョン
テヒョン
きっと、こういうことは
今回だけじゃないよね?
いじめっ子1
……
いじめっ子2
……
いじめっ子3
……
いじめられっ子
……


…まぁそんな簡単に話そうとなんてしないよねぇ




いじめられてた子も、涙こそ止まったけど



もう話す気力もないような感じだし…



ジュンギュ
……



ジュンギュも、口を出すタイミングがないからか
ずっと黙っている。




ここで少し、場の空気を和らげてから話そうと思った。




…理由としては、こいつら教え子達を油断させるため。




あとは…ジュンギュにも
口を開かせてあげようと思ったから。




このままジュンギュが何も喋らないまま
帰るなんてことになったら




ジュンギュはきっと損したような、時間を無駄にしたような気分になってしまうだろうから…




いつもは早く帰っているんだ。




なぜ引き止めてここまで連れてきてしまったのか
僕も分からないけど…




きっと、『先生』としての何かが
そうさせてしまったのだろう。




テヒョン
テヒョン
……全員、兄弟はいるか?
いじめっ子1
ぇ…なんでそんなこと聞くんすか
テヒョン
テヒョン
知りたくなっただけだよ
テヒョン
テヒョン
いる?
いじめっ子1
俺は…年の離れたにぃちゃんが1人…
いじめっ子2
…俺は一人っ子…
いじめっ子3
僕は…弟が2人
いじめられっ子
………一人っ子です
テヒョン
テヒョン
ジュンギュは?
ジュンギュ
一人っ子です


うん、知ってるよ。




だって、僕は高1の時からこいつの…
正確にはこいつがいるクラスの担任を持ってるんだから。




テヒョン
テヒョン
そっか…
テヒョン
テヒョン
先生も、妹が1人いたんだ
テヒョン
テヒョン
体が生まれつき弱くて
治るのが難しい病気にかかってた
テヒョン
テヒョン
……先生の家は裕福じゃなかったんだ。
手術代もあるし…とりあえずお金がなかった。
テヒョン
テヒョン
……ㅎ
お金…欲しくなっちゃうよな
いじめっ子3
……、…
テヒョン
テヒョン
誰だって欲しくなるんだよ



誰かのために、誰かを救うために、
過ちを犯してしまうことなんて




聞かない話なんかじゃない。




だからきっと、この子いじめっ子3も………




いじめられっ子
この人いじめっ子3は悪くないです…
テヒョン
テヒョン
…!
テヒョン
テヒョン
そうなの?
いじめられっ子
はい…
いじめられっ子
僕と仲良くなったから……
いじめっ子3
それは違う
いじめっ子3
違うよ…
いじめっ子3
僕が…弱いのがいけないんだ
テヒョン
テヒョン
……詳しく教えてくれるかな?


































ジュンギュ
…良かったんですか?
ジュンギュ
あんな注意するだけで
テヒョン
テヒョン
あぁ…いいんだよ
ジュンギュ
………初めて聞きました
テヒョン
テヒョン
え?
ジュンギュ
先生の過去の話
テヒョン
テヒョン
あぁ…
ジュンギュ
………やっぱり先生って
テヒョン
テヒョン
さ、もう玄関に着いたぞ
ジュンギュ
……




今、"あの話"をされては困る。




僕の圧を感じたのか、ジュンギュは僕から顔を逸らし




靴箱へ向かって行く…




そして、靴を履きながら、彼は言った。




ジュンギュ
僕は知りたいです
ジュンギュ
どんな先生でも、離れませんから
テヒョン
テヒョン
ッ……




そう言い残して、ジュンギュは去っていった。













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