仁side
俺は神柴と恵美が友達になってくれた。すごく嬉しかった。やっと開放された気がした。普通になれた気がした。これで虐められない。そう思ったのに…
なんで…俺だってされたのに…俺の時はそんなこと言わなかったのにッッ…
2人は手を差し伸べてくれた
昼休み
恵美は神柴と踏分を呼んでお昼に誘ってくれた。誰かと食べるお昼なんて久しぶりで、本当に心から嬉しかった。
俺たちはお昼を食べ終わり、片付けをしていた。すると踏分が言った
誠一side
おかしいッ…明らかにおかしい…!こんなの司波じゃない…見た目も声も全部司波なのにッ…何かが違うッ…まるで…人が変わったかのようだ…。それに司波だけじゃない…!健三も恵美もおかしい。確かに2人は元々仁の味方でも、華鈴の味方でもなかった。だから助けて貰って司波の味方になるのもわかる。けど…けどッ…これは味方って言わない…!恵美と健三はきっと司波に洗脳されてる。おかしくなった司波では無いナニカに…。
そもそも、司波はあんなふうに笑わない。あんな口調じゃない。司波はもっと優しいやつで、純粋な笑顔だった。
俺は元々司波が好きやった。何があったも耐えて、やり返そうともしない。他の人を巻き込まない。優しくて、純粋で、笑顔が似合う、そんな司波が好きやったのに……
今の司波は…
今の司波はッッ…
大っ嫌いや……ッッ
あの司波を…
今の司波ではないナニカをッ……
俺が止めないとッッ……
数日後
なんでッッ…
なんで瑠衣くんまでッッ
司波の味方にッッ……






















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。