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いよいよ病院に侵入するという時だ。しん、と静かな空間の中で冨岡がふと声を上げた。
その場に居た冨岡以外の肩が跳ねる。

ただでさえ初任務の緊張感で張り詰めていたのだ、1番驚いたのはあなただろう。若干キレながら問うと、

｢なんでもない｣。だったら冨岡に限ってわざわざ声を出すのだろうか。あなたは少し疑問に思ったが、(まぁ冨岡の事だ、石にでもつまづいたのだろう)と考えた。他の2人も同じくさほど気にした様子は無い。

少し固まった雰囲気が和らいだ気がした。

4人は廃病院内に侵入した。

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受付前

ガシャーンッ

あなたは常人よりも感覚が優れている。それは霊にも適応されるのか、隣接した部屋に霊が居たか、何匹、何人居るかが分かる。
ちなみに冨岡を殴ったのはわかると思うが不死川だ。

害があるかないかは扉等の近くに行かなければならない。しかし迂闊に近づくとあちらに飲み込まれる可能性も否定出来ない為ある程度分かるぐらいしか分からないのだ。

あなたはよく忘れ物をする。まず置いた場所を忘れる為探すのにも一苦労だ。本人は最早見つからないと諦めている。本人が諦めたらダメだろと不死川達はよく言うが。

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