村を出て少し歩いた所であなたの下の名前は立ち止まった
ショルダーバッグから銀色の笛を取り出し
息を吹き込んだ
ピーと高い音が風に乗って遠くまで響きわたる
すると瞬きする間にあなたの下の名前の肩に黒い容姿をしている1羽の鳥が乗っていた
キヨがガッチさんの後ろに隠れている
何故か怯えていた
口ではそう言っているが顔が青白くなっていた
相当エネゼが怖いらしい
エネゼを腕に移動させ空高くに振り上げる
そして銀色の笛をもう一度鳴らした
その昔この世界が出来たとき4人の姉妹がおりました。
彼女達はそれぞれ特別な力を宿しており、
長女は「地」を創り出す力を
次女は「水」を創り出す力を
三女は「森」を創り出す力を
持っていました。
皆それぞれ豊かな自然を作り出し、幸せに暮らしていました
しかし、四女は「死」を創り出す力を宿していたことから姉からは嫌われ狭く薄暗い場所で孤独に生きてきました
ある時、この世界を統べる者を決めねばならぬ時がありました
姉達は自分が世界を統べると言い始め、豊かだった世界は荒れ果ててしまいました
そして四女は「死」を創り出す力によって彼女達の争いを治めました
しかし、自らの力で姉達の命を奪ってしまったことに嘆き四女はある扉に願いを込めました
それが北の果てにある「願いを叶える扉」なのです
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。