第8話

星空は燦然
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2024/04/17 10:56 更新
大飛
…なに、やってんだろ
花火も終わり、ぞろぞろと帰宅する人達も
疎らになってきた
大飛はそこからずっと動けずにいた
大(ほんと…何やってんの…俺)
(こんなとこにいたって…)
(来るわけないのに…)
大飛
会いたいのに…顔…合わせたくないな…
「ニャ~…」
大飛
レオ…ごめんね?
大(こんなとこでじっとしてたって)
(どうしようもないよね)
(レオもいるんだから)
(家に帰らなきゃ)
レオを抱いて大飛が立ち上がったとき
レオがピョンと大飛の腕から抜け出して
家とは別の方向に走り出した
大飛
え!ちょ、レオ!!待って!!
大飛はすぐにレオのあとを追いかけるが
浴衣を着ていることと、下駄を履いている
ことでうまく走れない
大飛
ッ…待って!!レオ!!迷子になる!!
必死にレオに向かって叫ぶけど
レオは立ち止まってくれない
大飛
待って!!あッ!!
段差に躓いて転んでしまう
手と膝は擦りむいてるし、
足の指の間に鼻緒が食い込んで
血が滲んでいた
大飛
ッ…ま、て……レオ…
レオの姿は見えなくなっていた
大飛
どうし、よ…
大飛
レオ…
大(探さなきゃ…)
(レオに何かあったら…)
大飛は痛む足を引きずって
レオが向かった方向に足を進めた
大飛
レオ…どこいったの…
ポツ…ポツ…
大飛
あ、め…?
無情にも降り出した雨は
次第に雨脚を増して
濡れた浴衣が皮膚に張り付いた
ドサッと地面に座り込む大飛
大(レオもいない…)
(みんなにも…会えない…)
(俺の居場所なんて…どこにも…)



俯く大飛の視界に誰かの靴が入ってきた
その人物は大飛に傘をさして
目線を合わせるようにしゃがんできた


優太
前にもこんなことあったな
優太
その時は立場が逆だったけど

ゆっくり顔を上げる大飛の目の前には優太
優太の後ろにはレオを抱いた彪雅と
悠馬とあつきの姿
大飛
みんな…
優太
ごめん
優太
遅くなった
「ニャ…」
レオが彪雅の腕から降りて
心配するように大飛の顔を
覗き込んできた
大飛
レオ…心配した…
彪雅
レオが俺達に大飛の居場所教えてくれたんだよ
そう言うと彪雅は着ていた上着を
大飛の肩に掛けて優太の横に並んで微笑んだ
彪雅
大飛
彪雅
帰ろう
大飛
ッ…
大飛
かえ、らない…
あつき
大飛…
悠馬
俺達が待たせたから?
大飛
ちが…
大飛
おれが…みんなのこと…ッ…
あつき
教えて大飛?
悠馬
大丈夫だから
あつきと悠馬も大飛と
目線を合わせるようにしゃがむ
いつの間にか雨は小降りになっていた
大飛
お、れ…おれ…ッ…ぅ…グスッ…
優太
うん、どうした?
彪雅
そんなに泣いて
あつき
言って?大飛の言葉で
悠馬
ゆっくりでいいから
ポロポロ溢れる大飛の涙を拭う優太と彪雅
そして大飛の両手を握って微笑むあつきと悠馬
4つの暖かい手に、大飛の心が解かされた


大飛
グスッ…ッ…おれ……
大飛
好きに…ッ…なっちゃった…
大飛
ファンなのに…ッ…みんなのこと…
大飛
ほんきで…ッ…グスッ…
大飛
好きになっちゃったよ…ッ…ぅ~…


大飛は4人の顔が見れなくてギュッと目を瞑った


ふわッ
大飛
え…
包み込むような優しい抱擁に
思わず目を開けると4人に抱きしめられていた
優太
良かった
彪雅
その言葉、ずっと待ってた
あつき
大飛ありがとう
悠馬
俺達のこと好きになってくれて
大飛
みんな…なんで…?
優太
ふッ、ばかだな~
顔を上げた優太の目は僅かに潤んでいた
大飛
優太くん…
優太
お前、俺の言葉忘れたのかよ?
優太
言ったろ?
優太
ファンじゃできないことがしたいんだよ
大飛
ッ…ぅ…い、いの?
彪雅
んなもんいいに決まってんだろ!
大飛
でもおれ…ッ…おとこだし…
あつき
そんなこと関係ないよ!
大飛
みんなに…ッ…迷惑…かけるから…
悠馬
迷惑なんて思わないよ!
大飛
バレたら…ッ…みんなが…ぅぅ~…
優太
そんな覚悟とっくにできてんだよ!
大飛
ぅぅ~…ッ…だいすき~…
優太
かわいい~
彪雅
おい優太くっつきすぎだよ!
優太
は?!お前もだろうが!
あつき
全員だよ!ちょっとどいて!
悠馬
独り占めは違うんじゃないあっちゃん?
優太
どけ!お前ら!
彪雅
お前が一番面積とってんだろ!
あつき
もう!耳元で叫ばないで!悠馬せまい!
悠馬
こっちだって狭いよ!
優太
うお?!ちょッ、レオ!
お前は入り込んで来んな!
「ニャ!」
大飛
あははッww
大飛を取り合うように
ギュウギュウに抱きしめる4人と
大飛の膝擦り寄るレオに
大飛の心は満たされた

あつき
あーー!!
彪雅
んだよ!うるせぇよ!
あつき
大飛!手怪我してる!!
優太
は?!どこ?!
悠馬
ほんとだ!!足も!!
大飛
あはは…転けちゃった///
彪雅
ばかッ早く言え!!
優太
帰るぞ!!消毒!!
大飛
そんな大袈裟にしなくても…
あつき
ばい菌入って化膿したらどうすんの?!
悠馬
よっと!
大飛
うわッ!!
大飛
ゆ、悠馬くん!
悠馬
はいはい、帰るよー!
悠馬におんぶされる大飛は慌てて降りようとする
大飛
じ、自分で歩ける!!
悠馬
落ちるよ?
大飛
ピタ…
悠馬
よしよし大人しくしててね~
大飛
//////
彪雅
ずりぃぞ!悠馬!!
悠馬
彪雅は前も抱っこしたでしょ?
悠馬
ちびっこ2人は頼りないし
あつき
ちびっこって言うな!!
優太
大飛くらい担げるし!!
大飛
も~///喧嘩はだめだよ?///
「ニャ!」
雨は上がり、空には星が浮かんでいた






帰り道、悠馬の背中に揺られて
大飛は眠ってしまった
あつき
大飛寝ちゃったね?
悠馬
あ~やっぱり?w
優太
かわいい顔してんぞ~
悠馬
うわ、俺見えないじゃん…
彪雅
俺が変わってやろうか?w
悠馬
いやいい、俺が運ぶ
帰宅した5人と1匹
大飛はとりあえずソファーに
寝かせようということになり
悠馬が優しくおろしてあげる
あつき
全然起きなさそうだねw
優太
起きねぇなw
彪雅
どうする?とりあえず手当か
悠馬
そうだね
あつき
優太
彪雅
悠馬
『せーの!さいしょはぐー!
じゃんけんぽいッ!!』
優太
ッしゃー!!!
彪雅
オラァァ!!
あつき
くそ…
悠馬
……
優太
彪雅お前手な
彪雅
お前足やんの?
優太
うん、俺足やる
彪雅
まぁいいけど
あつき
その前にまず着替えじゃない?ね~悠馬?
悠馬
ッ!!はい!着替えは俺と
あっちゃんがやる!
彪雅
はぁ?!なんでだよ!!
優太
お前ら負けただろ!!
「シャー!!」
優太
ど、どうしたレオ…
彪雅
うるさいって、大飛起きるから
静かにしろってよ
優太
何で分かるんだよ
悠馬
ゴリラだから
あつき
wwww
あつき
ま、とりあえず~
失礼しま~す…
あつきが大飛の浴衣に手をかけようとしたとき
大飛
んぅ……あ、つい…
あつき
悠馬
彪雅
優太
寝てる大飛が僅かに動いたと思えば
「あつい」と言って自分で浴衣の襟口を広げた
その姿を見た4人はその場に固まる
濡れた髪とほんのり色づいた頬と唇
しっとりと肌に張り付く浴衣
首筋を流れる汗が鎖骨をつたう
きめ細やかで触り心地の良さそうな素肌

『…えろい』

ごくりと唾を飲み込む4人を尻目に
レオがソファーに横になる大飛の
お腹めがけて飛び乗った
『あ…』
大飛
うッ…れ、お?
「ニャ!」
大飛
あれ?…おれ、寝てた?
「ニャゥ、ニャ!」
大飛
な、なに怒ってんの?
ごめんね?寝ちゃった
「ニャゥ…」
優太
や、大飛~…
大飛
あ、ごめんなさい…寝てて…
彪雅
いや、そうじゃなくて…な?
大飛
ん?
あつき
あ~、その…
大飛
みんなどうしたの?
悠馬
服が…
大飛
服?……ッ!!!//////
大飛
も、みんなッあっち
向いてて~!!!/////////
大飛の叫びが家中に響いた






かなめで~す!

見てくれてありがとうございます🙇‍♀️

次から大飛と2人で、
1人ずつデートに行ってもらおうと
思ってるんだけど、、、

順番どうしよっか?笑笑
あとデートの行き先も笑笑

なんかリクエストとかありますか?

あれば教えてください!!!

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