絶対、玲於くんも照れてるはず…笑
そこで一度、電話は切れた
部屋も綺麗にして
メイクも髪の毛もセットして
飲み物もお菓子も準備して
急がんと!!
それから一時間くらいして、今度は私から連絡した
「準備完了!!待ってます☺️」
そう送った
返事はまぁちょっと素っ気なかったけど…笑
会えるのはすごく嬉しくて…
そんなこと考えてたらインターホンが鳴った
トコトコトコトコトコッ
ドンッ!!
玲於くんの言った通り
はしゃぎすぎてたら
棚の角に小指ぶつけた
ドンッ!
今度は扉に腕ぶつけたし
ダメだな、なにやってんだろ笑
とにかく玲於くんに会えたことが嬉しすぎるの
あなたは玲於くんとの間の緊張からなのか
ずっとソワソワしながら
テーブルとキッチン、冷蔵庫を行き来してた
今自分でも分かったみたい笑
お?ちょっと食い気味ー…
玲於くんは笑いながらあなたの話を聞いている
つい口に出してしまった
「私みたいなのと」
「私なんかと」
これ言わないよって玲於くんと約束した
ちゃんと覚えてるのに
なんでだろう
なんか追い詰められてた?
つい出ちゃったの…ごめんね
あなたはすぐに顔に出るタイプだから
怒られたらお顔がショボーンって、萎れた花みたいになっちゃってる
玲於くんは、私の出かかった「でもっ、」から続く言葉に邪魔をせず、そっと優しく聞き返してくれた
あっやばい
玲於くんの言葉に私は涙が溢れそうだった
ちょっと我慢できなくて
鼻をすすった
その瞬間、玲於くんが私のもとに来た
…
玲於くんは私のことを抱きしめてくれた
その言葉で私は何粒も涙を流した
私も思ってた
私が変わり始めてから
周りも一気に事を急がせたから
ちょっと苦しくなってた
辛くなってた
自分の気持ちを急がせて
また誰かに迷惑かけてたんだって
分かった
玲於くんのおかげで
まだ短いんだけど
私には玲於くんが必要みたい
私の涙が玲於くんの服を濡らしたけど
玲於くんはなにも言わないで
そっと抱きしめたまま
さらに優しい力で、私のことを包んでくれた














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。