第36話

#35
907
2021/08/13 23:57
佐野玲於
佐野玲於
おはよー
花巻あなた
花巻あなた
あっおはよう玲於くん!
佐野玲於
佐野玲於
朝からテンション高いな笑
花巻あなた
花巻あなた
おにいから聞いたから?笑
佐野玲於
佐野玲於
笑笑
花巻あなた
花巻あなた
玲於くんお休みなのに…
佐野玲於
佐野玲於
気にすんなって
佐野玲於
佐野玲於
俺があなたちゃんに会いたいだけだし
花巻あなた
花巻あなた
キュンときました笑
佐野玲於
佐野玲於
それで??笑
花巻あなた
花巻あなた
好きな人から言われるセリフは
全部キュンキュンするんです!//笑
佐野玲於
佐野玲於
ふーん笑
絶対、玲於くんも照れてるはず…笑
佐野玲於
佐野玲於
てか時間どうしたらいい?
花巻あなた
花巻あなた
今から部屋綺麗にするので
一時間後くらいですかね!
佐野玲於
佐野玲於
ねぇあなたちゃん
花巻あなた
花巻あなた
ん??
佐野玲於
佐野玲於
この間、敬語なしって言ったじゃん笑
花巻あなた
花巻あなた
あっ、忘れてた…笑
佐野玲於
佐野玲於
はぁ笑
花巻あなた
花巻あなた
ごめんね玲於くん笑
佐野玲於
佐野玲於
別にいいけどさ笑
佐野玲於
佐野玲於
とりあえず一時間後くらいにまた連絡する
花巻あなた
花巻あなた
はーい☺️
そこで一度、電話は切れた
部屋も綺麗にして
メイクも髪の毛もセットして
飲み物もお菓子も準備して
急がんと!!
それから一時間くらいして、今度は私から連絡した
「準備完了!!待ってます☺️」
そう送った
返事はまぁちょっと素っ気なかったけど…笑
会えるのはすごく嬉しくて…
そんなこと考えてたらインターホンが鳴った
花巻あなた
花巻あなた
はーい!
佐野玲於
佐野玲於
元気だな笑
花巻あなた
花巻あなた
待ち焦がれてた…笑
佐野玲於
佐野玲於
はしゃぎすぎんなよー笑
花巻あなた
花巻あなた
はーい笑
花巻あなた
花巻あなた
どうぞどうぞ!
佐野玲於
佐野玲於
お邪魔しまーす
トコトコトコトコトコッ
ドンッ!!
花巻あなた
花巻あなた
あ、!…くっ、…笑
佐野玲於
佐野玲於
なにしてんだよ笑
花巻あなた
花巻あなた
小指が…笑
玲於くんの言った通り
はしゃぎすぎてたら
棚の角に小指ぶつけた
佐野玲於
佐野玲於
大丈夫かよ笑
花巻あなた
花巻あなた
とりあえず大丈夫笑
佐野玲於
佐野玲於
ドジだなー笑
花巻あなた
花巻あなた
もうぶつけないから大丈夫!笑
佐野玲於
佐野玲於
いや絶対にぶつける笑
花巻あなた
花巻あなた
いや大丈夫!
佐野玲於
佐野玲於
いや絶対にぶつk…
ドンッ!
佐野玲於
佐野玲於
ほら笑
花巻あなた
花巻あなた
はぁ笑
今度は扉に腕ぶつけたし
ダメだな、なにやってんだろ笑
とにかく玲於くんに会えたことが嬉しすぎるの
花巻あなた
花巻あなた
飲み物準備するからお座りに…笑
佐野玲於
佐野玲於
はいはい笑
花巻あなた
花巻あなた
すいません笑
佐野玲於
佐野玲於
笑笑
花巻あなた
花巻あなた
笑笑
花巻あなた
花巻あなた
ところで、玲於くん明日はお仕事?
佐野玲於
佐野玲於
そうだよー
花巻あなた
花巻あなた
そっかー忙しいんだね💦
佐野玲於
佐野玲於
なに?どうかした?
花巻あなた
花巻あなた
ううん別になんでもないんだけどね笑
佐野玲於
佐野玲於
なんだよ笑
花巻あなた
花巻あなた
いいのいいの笑
佐野玲於
佐野玲於
笑笑
花巻あなた
花巻あなた
はいっどうぞ~
佐野玲於
佐野玲於
ありがとっ
あなたは玲於くんとの間の緊張からなのか
ずっとソワソワしながら
テーブルとキッチン、冷蔵庫を行き来してた
佐野玲於
佐野玲於
ねぇあなたちゃん笑
花巻あなた
花巻あなた
あっ、はい!なんでしょうか!
佐野玲於
佐野玲於
笑笑
花巻あなた
花巻あなた
???笑
佐野玲於
佐野玲於
なんでさっきから言ったり来たりしてんの笑
花巻あなた
花巻あなた
えっ?あっ、笑
今自分でも分かったみたい笑
花巻あなた
花巻あなた
ちょっと緊張しちゃって…笑あはは笑
佐野玲於
佐野玲於
緊張?笑
花巻あなた
花巻あなた
コクンッ…💦
佐野玲於
佐野玲於
緊張なんてするなするな笑
佐野玲於
佐野玲於
昨日だってLINEしたし、頻繁に連絡取ってるし、お互いの声聞いてるじゃん笑
花巻あなた
花巻あなた
そ、そうなんだけどぉ…💦
佐野玲於
佐野玲於
それでも緊張すんの?笑
花巻あなた
花巻あなた
今バカにしました?笑
佐野玲於
佐野玲於
いやっしてないしてない笑
花巻あなた
花巻あなた
そりゃ、ほとんど毎日と言っても過言ではないほど、玲於くんとLINEも電話もしますよ、でもね、
お?ちょっと食い気味ー…
玲於くんは笑いながらあなたの話を聞いている
花巻あなた
花巻あなた
でもね、やっぱり言い表せないこの緊張感はいつまでの続くの…!!
佐野玲於
佐野玲於
なんでよ?笑
花巻あなた
花巻あなた
だ、だって玲於くん有名人だし、私みたいなのt…
佐野玲於
佐野玲於
もうそれなし
花巻あなた
花巻あなた
え??
つい口に出してしまった
「私みたいなのと」

「私なんかと」
これ言わないよって玲於くんと約束した
ちゃんと覚えてるのに
なんでだろう
なんか追い詰められてた?
つい出ちゃったの…ごめんね
花巻あなた
花巻あなた
あっごめん玲於くん…
佐野玲於
佐野玲於
謝ることではないけどさ
あなたはすぐに顔に出るタイプだから
怒られたらお顔がショボーンって、萎れた花みたいになっちゃってる
佐野玲於
佐野玲於
もう付き合ってるここの時点で、あなたちゃんと俺の立場は一緒なの、それは男女で比べたら一緒じゃないのはたくさんあるけど、自分を責めるなよって約束したじゃん?
花巻あなた
花巻あなた
うん、覚えてる…でもっ、
佐野玲於
佐野玲於
でも?
玲於くんは、私の出かかった「でもっ、」から続く言葉に邪魔をせず、そっと優しく聞き返してくれた
佐野玲於
佐野玲於
でもどうした?
花巻あなた
花巻あなた
つい言っちゃうから…こんな私なんかがとか、私みたいなとか、ごめんね…ごめんなさい…
佐野玲於
佐野玲於
なんであなたちゃんはそんなに謝んの?
花巻あなた
花巻あなた
え?
佐野玲於
佐野玲於
過去のことはもう俺に託したはずでしょ
佐野玲於
佐野玲於
俺もそこはちゃんと受け止めたから
花巻あなた
花巻あなた
うん…
佐野玲於
佐野玲於
壱馬には言えない悩みとかも、俺が聞くから、あなたちゃんの心の支えになるから、
俺といる時だけは、一番のあなたちゃんを見せて、一番のあなたちゃんで、最高の笑顔で、素直になったあなたちゃんといたいな
あっやばい
玲於くんの言葉に私は涙が溢れそうだった
ちょっと我慢できなくて
鼻をすすった
その瞬間、玲於くんが私のもとに来た
花巻あなた
花巻あなた
…玲於…くん?
花巻あなた
花巻あなた
わっ
玲於くんは私のことを抱きしめてくれた
佐野玲於
佐野玲於
泣いていいよ
花巻あなた
花巻あなた
え?
佐野玲於
佐野玲於
あなたちゃんちょっと苦しかったんだよな、色々急ぎすぎたのかもしれないし、
佐野玲於
佐野玲於
今言ったでしょ?
素直になっていいよ
佐野玲於
佐野玲於
だから涙見せたって、全然いいんだって
その言葉で私は何粒も涙を流した
私も思ってた
私が変わり始めてから
周りも一気に事を急がせたから
ちょっと苦しくなってた
辛くなってた
自分の気持ちを急がせて
また誰かに迷惑かけてたんだって
分かった
玲於くんのおかげで
まだ短いんだけど
私には玲於くんが必要みたい
私の涙が玲於くんの服を濡らしたけど
玲於くんはなにも言わないで
そっと抱きしめたまま
さらに優しい力で、私のことを包んでくれた

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