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第9話

あ、青柳!?!?(
635
2022/11/19 15:30
バンッ!!!!.....と荒々しい音を立ててドアを開けたのは、
間違いなくオレの相棒、青柳冬弥だった。
彰人
彰人
に、にゃぁぅ....??と、冬弥...??
冬弥
冬弥
..............クソッ
冬弥
冬弥
俺だけでは、もう....ッ
冬弥は、今まで見たこともないような苦渋に満ちた表情をしていた。
冬弥
冬弥
どうして、何故俺は..........ッッ
冬弥
冬弥
何故俺はお前がいないと、満足に歌すら歌えないんだ.....ッ
お前って......もしかして、オレのことか?
冬弥
冬弥
あの時俺が、俺がトラックに気づいていたらお前はッ
冬弥
冬弥
........ゔッ
彰人
彰人
ぅにゃぁ!!ッ冬弥!?
冬弥
冬弥
ッゲホッゴホッゴホッ、ゔッッ
彰人
彰人
ぅにゃぁ!!にゃぁあぅ!!!冬弥!!!冬弥ッ!!!
ああクソ、なんでオレは。
大切な相棒が苦しんでいる時に、何にもできないんだよ
冬弥
冬弥
ッはあっヒュッ、ッあッッはぁッ
まずいなコレ、過呼吸...だよな
落ち着け、冷静に考えろオレ....!!!何かできること、できることは......!!
ゴトッ
彰人
彰人
(.....?何か落ちて.....)
青白い光を発するそれは、冬弥のスマホだった。

っそうだ、杏たちのLINE!!!!!!
彰人
彰人
ッにゃぁ!!!!
全力でスマホに飛びかかる。
冬弥は状況が状況で、オレを見る余裕なんてない。

急いでやらないと......!!!!
彰人
彰人
ックソ、この前足じゃ操作が......!!
うまく画面が反応しない中、なんとかLINEのトーク画面を開いた。
オレ達4人の、グループLINEだ。
彰人
彰人
え、えーっと....
『すまん、今すぐ俺の家に来てくれ』
肉球と毛で覆われた前足では操作がおぼつかなく、全部ひらがなになっちまった。
でもそんなん今はどうでもいい、冬弥の命の方が大事だ。

既読はすぐに着き、返信が来た。
杏
『了解、すぐ行く』
こはね
こはね
『青柳くん、待ってて。深呼吸だよ』
....多分コイツらの反応を見るに、こんなことは今までにも何回かあったんだろう。
彰人
彰人
(それはともかく、アイツらが来るまでオレは.....)
彰人
彰人
ッッニャー!!!!冬弥ッッ!!!!!
冬弥
冬弥
ッぅ....ぁ、すまない、汚いところをみせてしまった、な....ッ
彰人
彰人
(....くッ、仕方ねえ....)
彰人
彰人
ニャ~~~~ンッ...///
(彰人なりの上目遣いを添えて)
冬弥
冬弥
....ふ、ふふッ
....!!笑った...!!
冬弥
冬弥
もしかして、俺を心配してくれているのか?
冬弥
冬弥
本当にお前は、可愛いな。
だからソレ、やめろって....オレじゃなくても照れるから.....
彰人
彰人
ま、少しは元気になったみてえだな。良かった
冬弥
冬弥
ッ....!?
冬弥
冬弥
あき、と....??今、彰人の声が......
彰人
彰人
にゃ、にゃぁ....??と、冬弥?どうした...??
冬弥
冬弥
....いや、なんでもない。
今日は俺も疲れてしまっているみたいだ。
冬弥
冬弥
...今日も眠れないだろうし、どうしたらいいのだろうか。
ね、寝れない......???それってもしかしt
ガチャ!!!
杏
冬弥!!!大丈夫なの!?!?
こはね
こはね
いろいろ買ってきたよ....!!....ってあれ??元気そう??
オレが思っていたことは、ノックもせずに現れた2人にかき消された。
彰人
彰人
(全部オレの....せいとか.....まさかな)
もとよりオレなんて、いなくても廻る世界なのだから。
#微味。(作者☆)
#微味。(作者☆)
すいません本当に長らくお待たせしました....!!!
#微味。(作者☆)
#微味。(作者☆)
完全に別界隈に沼ってしまいました助けてください。(((
#微味。(作者☆)
#微味。(作者☆)
今後もすんごい長い期間かけて書いていきますので、どうか気長にお待ちください!!

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