自分では楽しんでいても、
傍から見れば
紫色の太いものを吐き出している人
なわけで、
ルームメイトは心配して、
医務室へと連れて行ってくれた。
医務室に向かう途中、
廊下にはそれなりに生徒がいた。
気持ち悪さよりも、
奇異の目で見られる恥ずかしさの方が
勝ってしまう。
その時…、
どこかからあの2人の声が聞こえた。
紫のベロを引きづっているのが見えたのだろう。
自分で食べたことを知られたくない。
私は俯いておくことにした。
大丈夫だよ。
そう言いたいが、
舌が太すぎて喋れなかった。
無理に話そうとしたために、
えずいてしまった。
気付かれたかも…
そう思った私は、ルームメイトを連れて
医務室へと急いだ。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。