第5話

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2022/11/04 14:24 更新



まだ暖かいその飴を握りしめながら

私は寮の部屋へと足を弾ませた。









それからというもの、

毎夜毎晩その飴を眺めては、ニヤニヤしている。






何度も触れられた包み紙は

今やもうクチャクチャになってしまった。



あなた
使わないと勿体ないよなぁ
あなた
でも…
使ってやりたい人などいなくて…











あなた
!!

思い付いてしまった。

















自分で食べればいいんだ。







頑張って話しかけて手に入れたこの飴、

誰かにあげるなんてもったいない。







そう思って、毎日こねくり回したそれを

口にほおりこんだ。




しばらく口の中で転がしてみたが、

急に吐き気を催し、
あなた
…うっ!!
次の瞬間には

喉の奥から紫色の太長いものが伸びてきた。







きっと私の舌だろう。

だってベロベロ飴だし。





体調は悪くなる一方だが、

少しワクワクしている自分がいる。



憧れのウィーズリー製品を体験できて、

素晴らしい気分だ。

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